成人式 | コンサートホールのお話など

コンサートホールのお話など

レセプショニストとして働いているコンサートホールでのお話や、クラシック音楽やとりとめのないことなどを綴っています。

今日は地元の成人式に向かう、振り袖姿の女性をたくさんみかけました。時代は新しくなっても、親御さんはやっぱり着せたいと思うものなのかもしれませんね。ただ、モードな感じの色・柄や髪型(特に髪の色)など、大和撫子というイメージからはどんどん遠ざかっているようで私の好みからすれば、ちょっぴり残念です。




でも、その中で 凛としている女性ほど、キラリと光るのでしょう。




私も実は着物が大好きで、これでも着物着付講師2級の資格をもっています。資格を取った時はまだ子供がおらず、女の子が生まれたら、七五三や成人式にどんな着物を着せようかと空想したものです。




次の級の資格試験に挑もうとしたころ、ちょうど子宝に恵まれ、一旦辞めたのですが、そのまま現在にまで至ってしまいました。




ところで、私は自分の成人式を迎えるまでに既に2回も成人式に出席しました(笑)。というのも、高校の吹奏楽部は、毎年地元のお式に招かれて余興に演奏をしたのです。合唱部も一緒に参加していて、それぞれの演奏に加えて、吹奏楽の伴奏で合唱部が歌い、例えば当時大流行していた劇団四季の「キャッツ」から『メモリー』などを演奏した思い出があります。




でも…。一応静かに聴いて頂けましたが、きっと退屈だったのだろうな…というのが感じられました。OBの先輩がお式に参加されていて、終わったら声を掛けてくれるのも嬉しかったです。




帰りに友達や顧問の先生と一緒に途中のお店でお昼ご飯を食べたりしたことも楽しかったです。終わった後の達成感と、とても寒い時期なので温かい食べ物を摂りながら談笑するのにほっとした感覚が忘れられません。




音楽をしていると、発表会やコンクールの他に、個人でも例えば結婚式や老人ホームの慰問など、誰かのために演奏する機会に恵まれることも多いですね。大変に貴重で有難い経験ができ、少し得をした気になります。今でもその点、本当に善かったと思っています。




今はその場をお手伝いする立場で、相変わらず 機会があれば積極的に出掛けて行きたいと思います。