楽しかった演奏会が終演してしまいました
自分自身、座席からしばらく立ち上がれないほどの感激、余韻を経験したことがあり、そういったお客様の気持ちはとてもよく理解できます
終演後のコンサートホールでは、もう誰も居なくなった客席にお連れ様とポツンと居てくつろいでみたり、例えば空いたところでパイプオルガンを見に行ってみたり、居残ってアンケートを書いたり…というお客様も時々いらっしゃいます
しかし、最低限でも、だいたいのお客様が出られた時点で、最後まで居る人も一緒にお出になるのがマナーと覚えていただきたいと思います。ホールの中の探検や見学は、開場中か休憩中に楽しんでいただきたいと思います
また、ロビーでも、簡単な記念撮影やその場でのアンケート記入、帰途につく前のお化粧室、まだ開いているショップでのお買い物…なども、お楽しみになって頂く分には大歓迎なのですが、時間的には常識の範囲でお願いしたいと思います
特に知人とのご挨拶が延々と繰り広げられる光景はしばしばお見かけする光景です
時々、お客様はほとんど誰もいなくなったコンサートホールに、1人、または1組程度のお客様がずっと留まっていらっしゃることがあります。まだオープンしているからとお思いになるのかもしれません。でも、基本的には終演したらすぐにクローズするという認識でお願いしたいのです。最後の一人のお客様が出られた時点でクローズになるので、まだ時間に余裕があってオープンしているのではなく、実はクローズするのを待機しているのです
「そろそろ閉館ですので…。」と、お声を掛けさせていただく場合もあります大変に心苦しいお声掛けですでも、その時は余程な場合です。
自分達だけがいるコンサートホールをしみじみと味わってお楽しみになる方もあるようですが、他のお客様が完全にいなくなって、他のエリアのドアも閉められ、なお且つしばらくお待ちしても一向に出られる気配のない場合はお声掛けになってしまいます
増してや、誰もいないからといっても、客席内での写真撮影などはご遠慮いただきたいです
目安として「他のみんなが出たら出る」と判断して頂きたいと思います