日本とロシア・中国の外交がニュースで取り沙汰されていますね。
チャイコフスキーに代表するように、ロシアの音楽を愛して止まない日本のクラシックファンにとっては心痛む話です
私にはレセプショニスト仲間のうちでも、ずっと大切にお付き合いしていきたい同僚が何人かいます
そのうちの一人、Yさんは、私にとって同じ女性としても憧れの存在です。年齢は不詳ですが、同年代かな?と思います。すごい美人で、気品があり、気配りの上手な人です
本人曰く、ピアノ教師が本職ですが、コンサートに出演したり、合唱団の伴奏、その他諸々演奏活動も積極的にしたり、一般の部でコンクールに挑戦したり(受ければ入賞の腕前)、かなり難しい級の音楽検定に挑戦したり、それはもう忙しくしています。ある大きなコンサートで超有名なピアニストの譜めくりのオファーが来るなど、「え~、すご~い」ということを黙々とこなしています
彼女は某有名音大を卒業後、モスクワ音楽院に留学し、マスタークラスも終了ているのですが、勉強熱心なので、自分より年下のピアニストの元へ勉強しに遠くの大学に通ったり、来日ピアニストの公開レッスンを聴講したり、まだまだ勉強をし続けています私には立派にピアニストの仕事もしていると見受けられますが、「私はピアニストじゃないわ~」と、謙遜するばかりです。
そんな彼女は、チャイコフスキー命で、ロシアを心から愛しています。このブログで紹介させていただいた「作曲家占い」(2010年8月8日掲載)を教えてくれたのも彼女で、結果がチャイコフスキー100パーセントになったと無邪気に喜んでいるところも可愛らしくて憎めません
チャイコフスキーだけではなく、たくさんの愛すべきロシアの作曲家や、現在も私たちを魅了し続けてくれるロシアの様々なオーケストラ・音楽家達に、ロシアに想いを馳せる日本人ファンも多いです私もその一人です。
何か、音楽の輪で世界がもっと平和になるとよいなと思います中東では戦争している国同士の若者が集い、素晴らしいオーケストラを結成するなどの試みもあると聞きます
昔の音楽家の多くは歴史に翻弄され続け、望郷の想いから生れた名曲も存在します。しかし平成の今、音楽のように認め合い、讃えあって、温かい交流のニュースから少しずつ世界の平和を広げていくこともできる時代だと信じます。アフリカの飢餓や貧困を救うキャンペーンであまりにも有名な「We Are The World」をクラシックの世界にも、と思います
今演奏活動されている皆さまも、もし機会があれば積極的にそのような試みに参加されることを願います。私も、そんなコンサートのお手伝いができる機会があれば、参加していきたいと思っています