最近仕事をした演奏会は 少し大変なことが次々と起こり、みんなアタフタ
でも、そんな時でも疲れが一気に吹き飛んでしまい、楽しく帰ることができた一日でした
お客様に直接ご案内することが特に多いポジションだったのですが、ただ事務的なやりとりだけではなく、会話しながらのご案内になる場面が多かったのです。
出会えるお客様の「ノリ」のよさも少しは関係あるかもしれません(笑)
開演を知らせるベルが今まさに鳴ろうかというとき
「あと何分」とお尋ねになる紳士。
「間もなくでございます。」
「トイレ間に合う?間に合わない」
普通ならここで、「万一演奏が始まってしまった場合は・・・」などと説明が始まる場面です。しかし、あぁ、このお客様なら絶対大丈夫と確信。
「ん~まだベルは鳴っていませんので、大丈夫です」
「間に合う」(行ってもいい?)
「はい間に合います。」(いいですよ~)
ダッシュ
もちろん、このお客様は開演してしまうと入れないとご承知で、ベルがなる頃には戻れる前提で、お席もわかっていて迷わず、しかもすぐに座れる場所。など諸々の条件でのとっさの判断です。
以前にも何度か会話したことのある方で、演奏会はかなり慣れておられ、私の仕事しているホールへは最近よくいらっしゃるようになった感じです。
また、終演後には他のお客様にも
「お疲れ様。」
「ありがとう。」
などとお声をかけていただきました。本当に有難いことです。
そして仕事が終わって先輩レセプと一緒に帰っているとき思いがけない嬉しいお言葉をいただきました
「お座席のご案内をたくさんしていたわね。」
(何か注意されるのかな・・・?)
「お客様をご案内しているとき、本当にいい顔してたわよ。」
何より嬉しい褒め言葉です
ほんのちょっとした会話を積み重ねているうち、自然とお互いに顔を覚え、お客様とレセプはこうやって少しずつ信頼感も重ねていきます
レセプショニストとの触れ合いも、お客様にとって演奏会の楽しみのうちの一つになれると嬉しいです。是非 気軽にお声をかけてみてくださいね