昨夜はサントリーホールに行ってきました。


詳しい出演者はこちらをご覧ください。


ショスタコーヴィッチ作曲交響曲第9番


この曲はソ連が第二次世界大戦で勝利したあとに作曲され、第9番ということでみんなが、ベートーヴェンの第九のような曲を想像していたようです。


しかし冒頭からスケルツォのような軽快な曲であり、ベートーヴェンのそれとはだいぶイメージが違います。

何度も出てくるトロンボーンの「パオーン」という音は人を揶揄している感じもします。

昨日の演奏は管楽器群の活躍が素晴らしくて聴き惚れました。


休憩ではスパークリングワインを


美味しくて喉に沁みますラブラブ

銘柄を聞けばよかったかな。



バーンスタイン作曲交響曲第3番カディッシュ


圧倒されました。

バーンスタインは指揮者として有名ですが、彼の作曲した曲は「ウエストサイトストーリー」と「キャンディード」しか知りませんでした。


ユダヤ人である彼がレクイエムとしてユダヤ教のガデイッシュを入れて、まるで物語のように交響曲を作曲しています。


新国立劇場劇場合唱団の叫ぶような「アーメン」のあとの冨平亜希子さんのソプラノソロのカディッシュはまるで天使のようでした。


複雑なリズム、ヘブライ語ということで

新国立劇場の合唱団の皆さんも苦労されたみたいです。


東京少年少女合唱団はまっすぐな澄んだ歌声。

以前、マーラーの第3番に合唱で参加した時も一緒でしたが、精度が上がっている感じがしました。


指揮者のインバルさんはちょうど88歳のお誕生日だったようで、カーテンコールで花束をもらっていました。


恐るべし88歳!

あの難曲をパワフルに指揮をする様は、まるで超人です。



先日亡くなったえーん小澤征爾さんと同い年なんだそうです。


歳をとると、いかに身体が元気かということが重要なんだと改めて思います。


カーテンコール



2人ともお美しいラブ


新国立劇場合唱団の合唱指導はソリストの旦那さんの冨平恭平先生。



私に指揮をレッスンして下さった方ですおねがい

久々にお会いできてお話もできたので嬉しかったです。



初めて聴く曲は事前に何度か聴いて、学習してから会場に行くのですが、今回は本番があまりにも素晴らしくて、改めて実演を聴くことの大切さを感じました。


というか、リスキーなクラシック音楽を聴くのが好きですおねがい