今年の冬は世界の半分が雪に覆われ、そちらの担当となったサンタクロースとトナカイ達は極寒仕様の準備をしています。
サンタクロースは袖口やズボンとブーツの境目から雪が入り込まないように。
トナカイは吐く息でゴーグルが凍りつかないように、曇らないように。
以前、ユノサンタが神獣の龍までまき込んで、大雪の出発式となったことがあったため、サンタクロースの詰所では微妙な視線がユノサンタにチクチクと刺さっていました。
「なんだよっ!今年は俺は何もしてねえよ!だったら、俺とチャンミニは雪の方に行ってやるっ!」
…ユノサンタ、チャンミントナカイの顔を見ながら言ってますか?by管理人
チャンミントナカイはユノサンタの後ろで絶望を絵にしたかのような表情をしていました。
「…ユノサンタ、僕、コスチューム部に行ってきますね。極寒用の装備の相談してきます…」
「おう、ご苦労だな、チャンミナ。よろしくな!」
心なしかうつむき加減だったチャンミントナカイの様子には、気がついていないフリをして送り出したユノサンタはパソコンでトナカイ用のゴーグルを検索し始めました。
さて、ゴーグルは間に合うでしょうか?
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