チャンミンは、キュヒョンからの電話を受けていた。


「ここ、やばいわ。俺の力では無理だ。トラップだらけの上に配線が二重螺旋になってるよ。」

「二重螺旋?なんだそれ、そんなことできるの?」

「おまけに例え停電になったとしても秒で自家発電に切り替わる。この自家発電もダブルだぞ。なんなんだ、この家は?いくら財閥でもここまでセキュリティかけるか?」

「やっぱりトラップがあったか…赤外線だろ?」

「ああ。あれが大掛かりなトラップだな。正反対の場所に地味なセキュリティサインがある。獲物はきっとそこだと思うが、そこも違っていたら作戦は失敗する。」


最後のひと粒なのに!

全部揃わなければ意味がない。

やはりあの方に頼るか。

ユノにバレないようにしないと。


「ちょっと別方向も考えてみるよ。また連絡する。」

「おう。」


チャンミンはキュヒョンとの切った後、どこかへかけ直した。



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