先輩からのヘッドハンティングを受けていた会社へ下見に来た日、俺は運命の出会いをした。

凄く綺麗な人。

クールビューティーって、ああいうのを言うんだろうな。

ちょっとワケアリな雰囲気も気になる。

彼と一緒に働きたい。


諸々の打ち合わせを経て配属になったのは、彼と同じ部署だった。

どうやって近付こうか。

通路を隔てた斜め向かいが彼の席だ。

隣の席だったらチャンスがたくさんあるはずなのに。

彼のデスクの方にわざとペン立てを置いて、使うたびに彼を見た。

視線が絡むとスッと目を伏せてしまうのがそそられる。

食事に誘ってみようかな。




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