パソコンのディスプレイに付箋を付ける度に斜め前の彼を見る。

目が合うこともあって、そのときは慌てた。




「あの…シムさん。」

「はい。なんですか?」

跳ねる心臓がバレないように慎重に返事をしたけど大丈夫だっただろうか。

「相談に乗って欲しいことがあるんですけど。」

「いいですよ。」

僕の返事を聞いた彼は、目をキラキラさせて言った。

「ありがとうございます!じゃあ、食事でもしながら!今夜とか空いてますか?」

あれ?

仕事の話じゃないのかな?

疑問に思っているうちに彼は課長に呼ばれて席を立って行った。



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