このところチャンミンが何か考えている。


なぜチャンミンが俺の前から姿を消したのかを聞いたとき、鈍器で頭を殴られたような気がした。


チャンミンは苦しみを自分一人で引き受けようとした。




俺たちは周囲にカミングアウトした訳じゃない。


社会の中で生きる上で、それがどのくらいリスキーなことかは分かっているつもりだ。


だから、お互いにオープンにはしていなかったんだ。


俺はごく親しい連中には察してもらえている。


でも、それは暗黙の了解であることは言わずもがな。


俺はズルいんじゃないか?


今の居心地のよさに甘えている。


チャンミンだけに辛い想いをさせるのか?


乗り越えなければならないものは一緒に乗り越えるべきだ。



こういう時頼りになる人がいたな。



相談してみよう。


にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村