※別ブログに載せていたお話です。
ウトウトしかけたところを明け方の着信で覚醒した。
「お待たせしました。」
シウォンだった。
「少し手間取りましたが見つけました。シム チャンミンはMAXという名前で活動しています。彼のサイトのURLをそちらに送りました。現在の居所については不明ですが出国記録はありませんので国内にはいます。引き続き追跡しますか?」
システム開発のチェ シウォンとも後輩のシウォンとも違う口調に、本来の姿を感じた。
「いや、あとは自分で探すよ。」
「多少なりともお力になれると思いますので、何か必要なことがあればいつでも言ってください。」
「ああ、ありがとう。」
スマホに送られてきたURLをパソコンで開くと、WebデザイナーMAXの概要や経歴が出てきた。
俺は、本当にあいつのことを何も知らなかった。
こんなんで付き合っていたと言えるのか。
様子がおかしかったのに、俺は、それを確かめようともしなかった。
探さなきゃ。
探し出して、きちんと目を見て話さなくちゃ。
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