※別ブログに載せていたお話です。




「チャンミン…チャンミン…」


「どうしたの?真夜中だよ?」


「怖い夢を見たんだ…焼きついて頭から離れない…どうしよう…チャンミン」


「大丈夫だよ。僕がずっと側にいるから。こうして声が聴こえれば安心でしょ?」


「うん…ありがとう」


暫くして電話の向こうから寝息が聞こえてきた。









長めの前髪を下ろして眼鏡をかければ、僕はいつも通りの姿。



「シムさん、眼鏡を外して前髪あげてみたらどうです?絶対似合うと思う。」


綺麗に整えられた髪をフワフワと揺らして上目遣いに見上げるのは、僕に気があるのか。


残念だけど、僕は弾むような艶やかな髪にも、ビューラーで上向きになってる睫毛にも、ピンク色の唇にもときめかないよ。


僕がときめくのは…



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