ヴィーナス占星術の能勢みやびです。
2泊3日で友人4人と青森に行ってきました。
先月も別府温泉に行ったメンバーです。
大分の時も、空港に着くまで湯布院に行くと思っていたくらいなので、今回も誰も下調べせず。
青森空港でレンタカーを借り、ナビを設定する時に、「どの辺り?」と始まる。
目的は奥入瀬渓流と世界遺産の白神山地。
私の中で青森は海のイメージだったのですが、県の中央に位置する山奥でした。
こちらの写真は私が撮った奥入瀬渓流。
精霊に出会えるんじゃないかと思うほど、深い森の中にあります。
実際は精霊ではなく、熊が出没したとの貼り紙が。
熊被害のニュースを見るたび、「分かっているのにどうして...」と思いますが、こういう気持ちで「自分は大丈夫」って誰もが思うんだろうな。
熊への恐怖心を忘れてしまうくらい、奥入瀬は素敵な場所でした。
苔まで美しかったですもの。
1日目に泊まったのが、ランプの宿・青荷温泉。
電気もWiFiもないお宿だと聞いていて、エンタメ的にそういう設定で作った宿かと思ったら、本当に電気もWiFiも届かないエリアだった。
車で移動していても、半径50キロとかの広範囲でWiFiが使えない
スマホで調べ物をしたくても電波ゼロ。
これまでも山深い場所や日本最西端の与那国島も行きましたが、電波がゼロになる場所なんてなかった。
ランプの宿は、一切電気が通っていないので、スマホの充電もできないし、髪を洗ってもドライヤーは存在しないし、買い込んでいったクラフトビールを入れる冷蔵庫もない。
テレビもないし、明日の天気を調べようとスマホを見ようとしても「あっ、使えないんだった」みたいな。
こちらはランプの宿のお食事処です。
お料理も見えないから、闇鍋状態。笑
大浴場の温泉もランプのみ。
しかもシャワー(カラン)もないし、座る椅子もない。
あるのは手桶だけ。
髪を洗うのは、大浴場の湯船からお湯をそのまま頭にかける。
友人の洗髪の様子が、昭和30年代の光景みたいで笑ってしまった
こちら普通に途中の酒屋さんで買い込んだクラフトビールなのですが、レトロ感がすごくないですか?
2泊目に泊まったホテルも、蔦温泉という場所で、ここも山奥でした。
かろうじてカードは使えましたが、光ではなく、ADSLを使用しているらしく、カードの支払処理に時間がかかりました。
夕食にこちらを飲んで、少しだけホーム感を取り戻しました。
知らない海外の都市でマックとかスタバを見ると安心する、あの感じ。
その土地と自分の唯一の共通項を見つけた安心感
安心代、8500円也。
私たちが行ったエリアが特別だったのかもしれませんが、これまで旅をしてきた国内の中で、いちばん外国っぽい印象を受けました。
何でだろう?とずっと考えていたのですが、接客業であっても、媚びを売らないからかな。
日本特有の過剰なおもてなし文化ではなく、独特の距離感。
馴れ馴れしくないのは、青森の県民性なのかしら?
クールとか冷たい印象とも違う。
十分に観光地だと思うのですが、観光慣れしていない集落に迷い込んだときに味わう距離感っていうのかな?
今の時期というのも関係するのかもしれません。
あと、私がHSPだから空気に敏感すぎるのかも。
海側に行くとまた違ってくるのかもしれませんね
こちらは八甲田山ロープウェーの山頂から。
緑の森、青い空、白い雲のコントラストがダイナミックでした。
しばらく海外は難しそうなので、この機会に日本の素敵な地を沢山発見したいです