大日本帝国の首都に在る交通機関の中心部「帝都駅」
そんな帝都駅地下室に実在した、
某地下秘密基地内の「撲の音薬室(旧)」を御紹介させて頂きます・・・
総ての音は、この場所で創られ、そして記録されて居る。
フィールドレコーディングと同じ感覚の生音として・・・
基本的に、薬器は、鍵盤だけが使用され・・・・・・
そもそも、この音薬室は「黒音乃教会(コクオンノキョウカイ)」として創られて居る。
俗世間様で言えば「墓場」と言う言い方に成るのかも知れ無い・・・
と言うのも、
ココに在る総てのスピーカー、椅子、鍵盤薬器等、
総ては廃棄処分品なので在る。
それを魔の処刑処分から救い出し、
ココに集結させ、終結をさせ無いで存在させて居る。
リメイクや再利用等の「RE:(リ)」の精神などはココには無く、
あくまでも現役続行・・・
創まれ持った命は其のままチューニングされ、
死する事無く、ココで生き続けて居る・・・
リメイクや再利用等の「RE:(リ)」などと言う、
確実に目減りした新たなニセモノの命では無く、
チューニングにより、創まれ持ったホンモノの命をそこに宿したまま・・・
ドコぞの誰かのミスジャッジで、
コレ等は、廃棄処分の処刑処分で、この世から撲殺抹殺される所だった・・・
傷だらけに傷付き、破損破壊の行く末に、
ギリギリの所で、何とか墓場へ行かずに救い出されしモノ達・・・
それ故に、其の痛みを知るが故に、
美しき何かを確実に持って居るモノ達・・・
だから、それに撲は気付き、
コチラの感性と交差したモノだけを救い出し、
そしてチューニングする事により、
新たな人生を独つのチャンネルとして、其のモノ達に与えて居る・・・
そして同時に、
撲も新たな人生として、
独つのチャンネルを、
其のモノ達に与えて貰って居る・・・
そんな相互関係、±0(プラスマイナスゼロ)な、平等な関係・・・
この場所、このシステムで、
数数の音を記録して来て居る・・・
どの様なカタチで、この世に発信されるかは、
届けられし音源にて確認して頂ければと・・・
とにかく、
巨大資本の立派なサウンドシステムを持つスタジオや、
揃いに揃った環境達と比べれば、
この音薬室なぞ、子供の玩具以下で在ろう・・・
が、しかし、
死のフチから這い揚がって来たモノ達が奏でる音、
そんな「レクイエム」は、強烈な迄に本物だ。
「撲が救い出したモノ達」と言う描き方をしては居るが、
もっと掘り下げた言い方をすれば、
コイツ等は、コイツ等自身が自らで這い揚がって来たと言える。
撲は、其のシグナルに気付いただけで、
それに気付いたから、この場所へと迎え入れた・・・
只それだけで在る・・・
黒く黒い音・・・そんな鍵盤音だけが紡ぎ奏でる「レクイエム for ピアノ」・・・
白と黒との鍵盤が、紡ぎ奏でる「レクイエム for ピアノ」・・・
そんな音薬室・・・
そんな「黒音乃教会(コクオンノキョウカイ)」は、
ライヴのトキだけは、
マザーアース、マザーシップ、
胎内回帰か、そこは母なる母体として、
マリア様の胎内をイメージした、真オレンジの空間へとワープする・・・
尚、この音薬室は、
映画「黒路伊吸衂魃(クロイキュウケツキ)」のセットとして創られたモノを、
其のまま実使用させて頂いたモノで御座います・・・
この音薬室、
この「黒音乃教会(コクオンノキョウカイ)」から発せられる、
黒い闇の音は・・・
そろそろ俗世間様に正規で御届け出来る事に・・・成るで在ろう・・・・・・