キサト「ねぇねぇ千鶴、聞いて」
千鶴「なんだい?」
キサト「私、ダイエットを始めたの」
千鶴「だいぶ前に始めて何も行動を起こさなかったじゃないか」
キサト「えぇい黙れ黙れ!今回は頑張るのだよ」
千鶴「はいはい、好きにしたらいいさ」
キサト「応援しなさい」
千鶴「頑張ってね」
キサト「( ・´ー・`)」
千鶴「本心だよ。君には何だって頑張ってほしいと思ってるさ」
キサト「踏み台昇降」
千鶴「何だい、それ」
キサト「踏み台を昇降するのよ」
千鶴「それで痩せるのかい?」
キサト「ええ、らしいわ」
千鶴「へぇ、怪しいものだね」
キサト「ふん、見てなさい。5キロ痩せてみせるんだから」
千鶴「まずね、君は痩せる必要がないよ。従ってダイエットの必要性も皆無だ」
キサト「馬鹿ね、この体のぜい肉を見たら?」
千鶴「見たよ」
キサト「やばくない?」
千鶴「ぽちゃだね」
キサト「しねよ」
千鶴「ガリガリよりぽちゃの方がそそるらしいぜ、自分の体だから僕にはわからないけれど」
キサト「だんだん、あんたの性別が危うくなってきたわね」
千鶴「駄目なのか?」
キサト「いえ、どちらだっていい。その理論と思考は無駄だわ」
千鶴「しかし、こうして集団が同じ考えを持っているっていうのは凄いね、奇跡に近いよ」
キサト「ある種の洗脳ね、誰が掲げたのかは知らないけれど、きっと世間の教祖になった人間がいたはずよ」
千鶴「人間は考えることができるはずなのにね」
キサト「宗教的なものに近いわね。多分考えることを放棄していたのよ」
千鶴「それで、黙って飲まれたのか」
キサト「そういうこと」
千鶴「ふぅん、なかなか変わってる」
キサト「その言葉、あんたにそっくりそのまま返すわ。あ、勘違いしないでね、変わってるっていう判断の基準は私だから、世間の薄っぺらいカスカスな理論なんかに、おかされてはいないのよ」
千鶴「つまり、君は正常なんだな」
