74歳認知症男性が山陽道

逆走、7人重軽傷

 認知症の男性(74)が運転する軽乗用車が岡山県倉敷市の山陽自動車道を逆走し、これを避けようとしたワゴン車が中央分離帯に衝突、横転し、7人が重軽傷を負う事故が22日夜、起きた。軽乗用車は、何度も方向転換を繰り返して走行した末、パトカーに止められたが、車も男性も奇跡的に無傷だった。

 事故が起きたのは22日午後8時50分ごろ。倉敷市矢部の山陽自動車道上り線で、7人乗りのワゴン車が逆走してきた軽乗用車を避けてバランスを崩し、中央分離帯に衝突、横転した。これにより、兵庫県尼崎市の左官の男性(43)が首を打って重傷、運転していた男性(24)ら6人が軽傷を負った。ワゴン車は倉敷市の工事現場から帰る途中だった。

 問題の軽乗用車は、事故現場からさらに約8キロ逆走した地点でパトカーに止められた。県警高速隊は自動車運転過失傷害容疑で軽乗用車を運転していた広島県福山市の会社役員の男性(74)から事情を聞いているが、聴取ははかどっていない。

 なぜなら、この男性は重度の認知症で、家族によると通院中だという。この日は、乗用車で近くまで出たまま行方が分からなくなり、家族が捜索願を出していた。

 軽乗用車は、午後8時ごろ、福山東インターチェンジから上り線に入った。男性は道に迷い、誤って山陽道に入ったと見られる。事故の約15分前に現場より手前の上り線で車が逆走していると通報があった。逆走した後、一度正しい方向に戻り、再び逆走したとみられる。

 軽乗用車には70歳以上の高齢者標識「もみじマーク」(75歳以上は義務化)が掲示されていた。その効果もあってか、奇跡的に男性、乗用車ともに無傷。同高速隊では「通報以外にも目撃情報があり、多くの車が軽乗用車をうまく避けてくれたようだ」と話している。
                            Yahoo!ニュースより



以前、認知症のドライバーの事を書いた けど、やっぱり起きたね。

認知症になってると、記憶が途切れたりして自分が何をしているのか分からない時間が

あるわけじゃん。それって、覚醒剤使用者と同じじゃないの?

普段は家族の誰かが付き添ってたけど、今回は一人でフラッと出ていって行方が分からなくなったって

言うけど、そんな人間に普段車を運転させてた時点で家族にも責任あるよ。


どうも日本はお年寄りに甘い。もちろん大変な時代を生き抜いてきた人達への敬意は大事だ思う。

でもだからって法定速度50km/hのところを30km/hで走る車の後は並び上げ、最悪渋滞まで

引き起こしてるもみじマークの車に対して「法定速度内だから。」と言うのはどうかと思う。

それに軽自動車でものすごい黒煙と轟音をあげ、マフラーに穴が空いているであろう車に

乗ってるお年寄りに整備不良で指導しないのはどうゆうこっちゃ?

たとえ年配であれ、違法車両には厳しい姿勢で臨んでほしい。


一応、道交法では認知症と確認された時点で免許は取り消しになる。

でもそのチェックは免許更新時に行われない。今は70歳以上の高齢者は更新時に

高齢者講習が義務付けられているけれど、これで不備があっても免許を取り上げる事は

出来ない。そして講習さえ受ければ全員が更新手続きをする事が出来る。

こんな状態ではまたこういう事故が起きてしまいかねない。

だいたい、認知症と判断するのはその人の担当医。だったらその医者が免許センターに

連絡し、取り消し手続きを出来るようにするべきだと思う。

全く~、天下り先の面々はお金が入る為なら危険な運転をしかねないドライバーにすら

講習代という名目のワイロで免許を与えてしまってるんだからどうしようもないね。

あと何回こうゆう事故が起きたら、国は強制的に事を事を行うんだろう。

それとも今回は死者が出なかったから放置かな~~~。

ところで今回の場合、罰金や免許取消などはどのくらいになるんだろう?