私の好きな馬の1頭、エスメラルディーナがJRA初の韓国遠征を予定しているとのことなので、いつものように、「興味はあるけど、調べるまでには至らない」というような方々に、少々のデータを知っていただければと思います。
1.エスメラルディーナについて
[外]エスメラルディーナ

(写真-競馬ラボ)
【性別】牝
【毛色】鹿毛
【生年月日】2011年3月4日
【馬主】吉田和美
【厩舎】斎藤誠(美浦)
【血統】父:Harlan's Holiday 母:Tasha's Star(Spanish Steps)
【主な戦績】①関東オークス(GⅡ)、③兵庫CS(GⅡ)、③Fレビュー(GⅡ)
東京ダート1600mで5馬身差の圧勝でデビューすると、芝のジュニアカップ(OP)を快勝。その後芝路線かダート路線かを選択するために出走したFレビューで3着、結局ダートへ舞い戻る。その後挑んだ兵庫CSでエキマエの3着になると、1か月後の関東オークスで1.4差の圧勝で重賞初制覇。それ以降不調を極め、現在に至る。トゥクソム杯の舞台となるダ1400mは初となる。
2.トゥクソム杯について
トゥクソム杯
【競馬場】レッツランパークソウル競馬場(旧ソウル競馬場)
【格付け】韓国GⅢ
【賞金】総額4億ウォン(約3800万円)
【条件】5歳以下牝馬限定
【開催】2015年6月7日
昨年の勝ち馬はGAMDONGUIBADA(牝5、2人気)で、勝ちタイムは1:24.9。余談ではあるけれど、かつて藤井勘一郎騎手に韓国重賞初制覇と韓国GⅠ初制覇(外国人騎手が韓国GⅠを制するのも初)をプレゼントした馬。
旧ソウル競馬場のタイムはわかりませんが、ソウルダート1400mのレコードは昨年の日韓交流競走アジアチャレンジカップでシンガポール所属のエルパドリーノが叩きだした1:23.1。このときトシギャングスターが1:25.9だったので、適性未知数という意味では、エスメラルディーナがトシギャングスターより強ければトゥクソム杯制覇も見えてくる。
3.制覇の可能性について
トーセンアーチャーが一昨年の日韓交流競走を制したことで「韓国競馬のレベルは低い」と思われるかもしれないが、日本では韓国のワッツヴィレッジが制したし、トーセンアーチャーが勝った時の2着は3歳馬。韓国競馬も外国産馬やその血統が流れているので、もちろんエスメラルディーナの力をもってすれば完勝する可能性はあるが、普通の人たちが思っているほど簡単ではないと思っている。
4.同レースに出走するローブデソワについて(2015/4/28追記)
エスメラルディーナメインで記事を書いたのですが、韓国遠征の記事でもある手前、さらに出走予定が決まったローブデソワについても考えます。
ローブデソワはエスメラルディーナと異なって、1400mベストの馬。実力であればエスメラルディーナですが、現在の充実っぷりからも、現状の勝機はローブデソワのほうがやや上な感じはします。好位から、自分でペースをつくることも念頭に走れば。
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それでは~