本気で思っているのだろうか? | 不快速通勤「読書日記」 ~ おめぇら、おれの読書を邪魔するな! ~

不快速通勤「読書日記」 ~ おめぇら、おれの読書を邪魔するな! ~

読書のほとんどは通勤の電車内。書物のなかの「虚構」世界と、電車内で降りかかるリアルタイムの「現実」世界を、同時に撃つ!

今回はおれの「いやらしさ」全開の言い回しが炸裂だ。
立腹度合いに比例して皮肉の混合率が高まる体質なので、あらかじめご了承いただきたい。
(立腹していなくても、皮肉は言うが)

さて、知っている人にとってはいまさら議論をする必要もないことなのだが、「ディープステイト(以下、Deep・Sと表記する)」の存在を頑として認めようとしないひとがいる、という話である。

例えば、元駐ウクライナ兼モルドバ大使の馬渕睦夫氏が、ご自身のYouTubeチャンネルなどでDeep・Sとかユ○ヤ勢力などと口にすると、「また妄想が始まったよ」といった不見識なコメントが(少数ながら)投稿されたりする。嘆かわしいことだ。


逆に訊きたいのだが、「これはDeep・Sの策謀だ」と口にした途端、即「陰謀論者」だと鼻で嗤うようなひとたちは、そのような「超富裕層」などこの世に存在しない、と本気で思っているのだろうか?

『そりゃあ、超お金持ちはいるだろうさ』と認めた場合でも、その「超」はどの程度の超だと認識しているのだろう? 人口の0.1%がアメリカの富の約80%を所有しているという「超格差社会」は現実ではないと思っているのだろうか?

さらには、その「超お金持ち」は、善意のお金儲けに邁進しているだけで、政府を動かしたり、操ったりなどしていない、と本気で思っているのだろうか?

「通貨発行権」という巨大すぎる利権を以って政府を経済的配下に置いたり、自分たちの子飼いであるマスメディアを使って事実無根のフェイクを大衆に信じさせたり、金の力で議員に圧力をかけて自分たちの都合のいいように(もっと金を儲けやすくするために)法律自体を変えさせたり、自分たちの商売の邪魔になる国政を転覆させるためにテロリストに武器と軍資金を供給して「民主革命」という名の「テロクーデター」を蜂起させたり、といったことまではしているはずがない、と本気で思っているのだろうか? 現在、その「自分たちの(グローバルな)商売の邪魔になる国政」を有する最たる国家こそがロシアである、だからこそメディアの標的になっているのだ、という認識なんか・・・、ないんだろうな。

その超富裕層のなかには某製薬会社なんかも含まれているのだけれど、彼らが純粋に「人類全般の幸福」のことを考えて惑沈という名の新薬の治験に乗り出した、と本気で思っているのだろうか?

日本の歴代の惑沈担当大臣が、Deep・Sの圧力・影響などとは無縁に、政治家としての良心に基づき、日本人の健康と幸福の為に本気になって接種率を高めるべく訴えている、と本気で思っているのだろうか?

日本のマスコミも、危機を危機としてまっとうに報道し、その解決策として惑沈接種と、行動の制限と、マスク着用などを推奨しつづけてきた、と本気で・・・。

・・・。

もうキリがない。

だったらいいよね。あなたたちの思っている通りなら。
Deep・Sなど存在せず、仮に存在していたとしてもDeep・Sはマスメディア・製薬会社・医者・為政者等に大きな影響を及ぼすほどの力はなく(その程度の影響力ならそもそもDeep・Sとは呼ばれないんだけど)、したがってマスメディアは「本当のこと」だけを報道し、製薬会社も医者も仁術で動き、為政者は私利より国民の幸福を優先。
そうではない、という訴えは「陰謀論者」の妄想に基づくものであり、たんなる杞憂であるならば、おれも嬉しいし、「心配の種」は大きく減るし、「世界の平和指数」は急上昇だ。
ピンポイントでコロナとプーチンさえ制圧すれば万々歳。その外側にはなんの「陥穽」も存在しない。ほんとにいいよな、そうならば。

しかし。

あなたたちが「陰謀論者」とレッテルを貼って済ませている「識者」たちが異口同音に言っているように、Deep・Sは自分たちの「策略」を別に隠してもいない。だから陰謀でもなんでもない。
かれらの意図するところを堂々と発表し、「計画」として宣言している。

つまり、どうせ誰も自分たちを止めることなどできないと高を括っているのだ。

たとえ多少気づかれても、忠犬たるメディアを使ってちょっと目くらましをすれば、結局大衆は見当ちがいな解釈をしてくれるし、為政者たちは金の圧力で自分たちの協力者(=奴隷)になってくれるし、さらには、自分たちの「公表された策略」を「根拠の無い陰謀論だ」といって擁護(!)してくれる連中も一定数湧いてくるのだから、嗤いが止まらないだろう。

Deep・S。

つまり、公正な選挙等を通じて権力を有したのはなく、たんに金の力によって政治・経済を私物化している「裏の権力者」たち。

Deep・Sの「策略」など無いと本気で信じているひとたちには、『ロックフェラー回顧録』をお奨めする。

 

 



これを偉人の自伝と読むか、強欲な利己主義の権化の自慢話と読むかは、あなたの自由だ。
読み終わった暁には、是非とも「焚書」にして、大気中の二酸化炭素濃度をいささかでも高めてもらいたい。
(因みに、経済を停滞させ、ゆくゆくは動植物を破滅に導く「脱炭素」の奨励もDeep・Sの意向だ)

『ゴルゴ13』シリーズ 第63巻 第215話「ロックフォードの野望」
ロックフェラーをモデルにしたロックフォードが、ゴルゴを子飼の専用スナイパーにしようとして圧力をかけ、ゴルゴにあえなく撃ち殺される。現実に起きてくれないものか。

もっともロックフェラー家が失墜したところで「代わり」はいるのだ。
元凶の鹿婆褸をなんとかしなきゃな。

 

 

 

 

続編となる第229話「ロックフォードの野望(謀略の死角)」収録 第66巻

有名な「10%の才能と20%の努力・・・そして、30%の臆病さ・・・残る40%は・・・”運”だろう・・・な・・・。」のセリフが出てくる。

 

 



ちなみに、『ロックフェラー回顧録』の存在も、馬渕氏の著作を通じて知った。
冒頭の話に戻るが、馬渕氏の解説内容を言下に否定できるくらい“高度な見識”を持った方には、是非、馬渕氏を上回るような、それを導入すれば、「世界」がより明瞭に見えてくるような「分析」「解釈」をしてもらいたいものである。