不思議なポーズで生徒たちを見守る猫藤先生
こんにちは、猫藤です。
今日は、「志望校を決めることについて①~学習面」についてお話します。
生徒や保護者の方々から、しばしば「志望校を早く決めたい!」とのご相談を受けます。
「志望校は早く決めないと勉強方法が定まらないからダメですよね!」、や「目標が定まらないからやる気が出ないのだと思います。」と多くの方々がおっしゃいます。
しかし猫藤といたしましては、
①私立か国立か
(受験科目は英数理理か英数理理国社か)
②地域にこだわりが有るか無いか
(自宅から通える大学限定か否か)
③6年間総費用がいくらまでならOKか?
(自宅を出るなら生活費も含んで)
極論を言えば、医学部合格という目標を定め、上記3点を決定したら、それ以上の細かな目標設定は不要なのではないかと思うのです。なぜなら今の時代医学部を目指すという時点で、易しい大学や学習量を減らせる大学などはどこにも無いからです。
どこの医学部を志望しても、学習すべき量や質はほぼほぼ変わりません。6年間の総費用が2,000万以下の大学は死ぬほど勉強しないと合格できないが、4,000万以上かかる大学だから楽に合格できる、などではないのです。医学部を目指す時点で、どの大学を志望しようとも、死ぬほど勉強しないと合格できないのです。
例えば昨日皆さんが受験した駿台全国模試(全科目100点満点に換算した点数=ほぼ偏差値)ですが、例年のデータでは、偏差値54以上になると医学部合格の可能性が出てきますが、皆さん、昨日自己採点をしてみてどうでしたか?簡単に偏差値54のバーを越えられそうでしたか?
あのような試験で全科目とも55%以上得点するのは簡単なことではないですよね?それが医学部です。並大抵の努力では合格できないのです。死ぬほど勉強しないと合格できないのです。
さらに言うと医学部に合格するための受験勉強は、大学ごとの傾向対策云々言う前に、ベースとなる学習が、99%以上を占めます。
ベースとなる学習とは、
全受験科目の全単元を、教科書や資料集や参考書などを完璧に理解し且つ記憶し、教科書傍用問題集などの基本問題集を完璧に演習し尽くし記憶し、応用問題集を完璧に演習し尽くし記憶し、単語帳や熟語集などを完璧に記憶する・・・などなど
です。
このベースとなる学習を全て終えて初めて、「そう言えば各大学の問題傾向ってどんなかしらね?」と言う段階に行けるのです。ただし、この段階まで来ていれば、恐らくどのような問題傾向であろうとも関係なく対応できるはずです。
故に、学習方法や学力を理由に、志望校を早めに決める必要は無いと思うのです。学習が十分に足りていれば、さほど問題傾向を気にする必要は無いからです。
さらに、医学部受験をする場合はたいていが複数校あるいは受験できるだけたくさんの大学を受験しますよね?と言うことは、結局「様々な受験校の問題傾向を知らないといけない=どのような問題にも対応できないといけない」、になります。
今この時点ではなおのこと、志望校などは気にする必要はありません。ただひたすらにベースとなる学習に一心不乱に励みましょう。
そして、私立医学部を検討する際には当然金銭的な面での線引きも重要です。
次回は「志望校を決めることについて②~費用面」
についてお話します。
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