鹿の王 水底の橋 上橋菜穂子著



3、4年程前に読んだ鹿の王のその後のような物語



鹿の王ほどの壮大さ、力強さ、読み応えはありませんが(鹿の王を読んだ時、その読み応えのある内容に圧巻されたので)、展開が面白く不思議な世界に引きこまれていきました


背景はいつなのか、どこなのかよくわからなくても、上橋さんの世界に自然に入っていけるところ、さすがだと思います


ホッサルとミラルの関係や、医術の対立、次期皇帝の座を巡る勢力争いが絡み合って物語が進んでいき、一気に読みたくなる作品でした


ホッサルとミラルの未来の明るさが見える最後でよかったです