先週の金曜、日曜、渋谷で共にツアーファイナルとなるライヴを観てきた。
まずLIGHTBRINGER。 もともとメタルバンドの女性ヴォーカルはあまり好みでないボクは存在を知っていたものの見向きもしないでいたが、2年前のハマーボールの折、ヴォーカルのFukiがカヴァーバンドでオープニングアクトを務めていたのを観たのが最初だった。かなり伸びる声に驚き、「誰?」って・・・。そして去年のハマーボールではLIGHTBRINGERで出演して初めてバンドの音も聴き、何曲かは気にいっていた。 ただ、音源を買うには至らずについ先日までが過ぎていた。 そこへ、誰だったか忘れたけどFBで活動停止のニュースを載せていて、あらま・・・と。 で、何の気なしにイープラスでチケット検索してみたら、うっかり買えてしまったのでラストライヴなら話のネタ用にいいな、と観てきた(追加公演が発表になったけど・笑)。
結局、CDも買わずに臨んだので、ほぼ全曲初耳(札幌の時のなんてまるで覚えてないから・・・)状態だったが、これがまた素晴らしいライヴだった。
歌が上手いのは知っていたが、ライヴでもきっちり歌えるFukiは大したもんだったし、演奏陣も安定、バンドの中心であるHibikiのベースはテクニカルだし、そんなそんな難しいことをやってる訳ではないけど、ギターのセンスもいい、キーボード含めたユニゾンプレーも乱れることなくDREAMTHEATER顔負けのフレーズがあり思わず鳥肌が・・・。
色んなタイプの楽曲があり(それを散漫だ、と捉える人もいるだろうけど)飽きないボク好みのバンドだった。 ひとつ難を言えば、高音で歌う時のヴォーカルのメロディのノリがイマイチなことくらいか(サーベルタイガーの下山さんもこの傾向にある)。
去年、BRINDMANを聞いた時にも思ったことだけど、ボクが知らないだけで日本にいいバンドはいるんだな、と。 文字通り最初で最後ってのが実に残念だ。Hibikiの事情で終わりらしいけど、もしすごく売れていたらまた違う考えになっていたかも知れない。BABYMETALがあんなに売れてんのに・・・なんて思ってしまうのはいけないかなぁ・・・。
ま、それでも一発だけとはいえそこに立ち会えたのは良かったかな、と。
そして日曜、つくばマラソンの応援を早めに切り上げ渋谷公会堂へ移動してガルネリウスを。 前回のアルバムとそれに伴うライヴがあまりにも良かったため、あれ以上は難しいだろう、とチケットを買わずにいたものの、新しいアルバムも聴き込むうちに段々気にいってきたので3日前に結局行くことにした。
ただ、結論を言えば、行かなくてもよかったかなぁ、と。マラソン応援してたほうがよかったなぁ、とちょっと後悔。
去年の渋公では前から5列目でまったく気にならなかったんだけど、今回は2階最後方の席、いやぁ酷い音だった・・・。キンキンでアタマ痛くなりそうだしなにより音の分離が悪くて悪くて。 LIGHTBRINGERの音が非常に良かったのに比べ、よりメジャーな方が最悪とはね(苦笑)、機材のせいかホールの音響のせいか判断できないけど。
それと、ベーシスト。たまたま直前に観たHibikiが印象的だったからなんだろうけど、ちと差があったなぁ、入れ替えてくんないかなぁ、なんて思ってしまったわ(笑)。
で、最後にひとつ。 両バンドともなんだけど、楽器隊のソロが長い・・・。もう言われて久しいがロックバンドのライヴでこの時間が一番BOREなのだ。休憩時間を取りたいのも解るけど、オーディエンスもだらけるしいっそのこと全部なしにして短い時間で終わってくれた方がよっぽどいいと。 ま、仕方ないけどねぇ。
そんな2本のライヴ観賞でしたとさ、ではでは、俊介。