【警察小説の新たなるヒロイン、森口泉が再び活躍！ 事件現場で収集した情報を解析・プロファイリングする機動分析係に配属された泉だが、配属当日に会計課から約一億円が盗まれるという事件が発生する。 犯人は警察内部の者か？ 組織の闇に泉の正義が揺れる、衝撃の警察小説。】
本のタイトル 月下のサクラ
出版社 徳間書店
作者 柚月裕子
♡あらすじ♡
念願かない警察広報職員から刑事になった森口泉。 記憶力や語学力を買われ、希望していた機動分析係へ配属された。 自分の能力を最大限に発揮し、事件を解決に導く――。 だが配属当日、会計課の金庫から約一億円が盗まれていることが発覚。 メンバー総出で捜査を開始するが、犯行は内部の者である線が濃厚で、やがて殺人事件へと発展してしまう……。
♡感想 ♡
主人公の森口泉は記憶力が抜群で、事件の情報をすぐに整理できるという特技を持っています。 しかし、それが逆に彼女にとっての負担になる場面もあり、彼女の葛藤がリアルに感じられました。 事件の展開も複雑で、警察内部の陰謀や中国マフィアの関与など、驚きの展開が次々と起こります。 最後のどんでん返しも衝撃的でした。 警察小説のファンにはぜひおすすめしたい一冊です。
♡オススメ ♡
警察小説が好きな方や、記憶力に関心がある方にオススメです。 事件の謎解きやプロファイリングの過程が興味深く、読者も一緒に推理したくなります。 また、主人公の森口泉のキャラクターも魅力的で、彼女の成長や恋愛も楽しめます。 この本はシリーズ第二弾ですが、前作を読んでいなくても十分に楽しめます。 ただ、前作の登場人物や事件の言及もありますので、興味があれば前作の『朽ちないサクラ』も読んでみるとより深く理解できると思います。 この本は映画化も決定していますので、映画の公開前に読んでおくと、映画との違いも楽しめるかもしれません。
