8-9にかけて、家族で北陸に旅行に行ってきました。


8日
朝4時?とかのかなり早い時間にうちを出発!!
私は、前日夜更かしして、2時くらいまで起きてたので、その反動で車内では「ぐーすか、ぐーすか」
と眠っておりました。
車の中で、J-POPのCDを流していたらしいのですが、うるさくてうるさくて。どれだけ、
「切ってくれ」
って言いたかったことか。一応、旅行ってことで空気読みましたよ。

ここえらい!^p^

(うるさい)っておもいながら、こういう趣味について考えてましたよ。
最近の若い人は、ふつうはこういうCDとかをかけながら車に乗るのが普通なんだろうな、と。
でも、私は「旅行」は非日常だと思うんです。ならば、そういったCDはなしにして、むしろ車に乗ってるから難しいにしても、空を見上げるとか、空気を吸うとか、その土地の音を聞くとか、そういうことをしたらいいんじゃないかと思うんですがね。だから、私は旅行にipodなどを持っていくのは反対なほうですね。
 でもね。よく考えると、今言ったのは、一人で旅行してる場合にはいいかもしれんけど、何人かで旅行してるときには、当てはまらないのかもしれませんね。
人が多く集まるってことは、何をするにしても、いろんな、それこそ多数の考えが集まるってことだから、それにうまく乗っていくっていうか、その空気をよいものにしていく努力というと大げさかもしれないけど、配慮が必要なのかもしれないって思いました。
そういう点で、「一般的によく聞かれているCDをかける」というのは、場の空気をマイナスにしないための一つの工夫なのかもしれない。そう思いまして、そうおもうことにしまして、なにも言わなかったわけです。

  ちょっとはなしがずれてしまいますけど、「一般的」っていうのは難しいと思う。
  世の中で、または歴史を見ても、「立派」といわれる人は、すべての人に好かれなくても仕方ない、
  自分のことを嫌いな人もいる、ということを覚悟の上で物事を成し遂げている。
  「嫉妬される人」と「尊敬される人」の違いの一つはこの点、つまりどんな人にも認めてもらおうと
するのか、そうでないのかにあるとも思いました。



で、そうこうしてるうちに白川郷に到着。
白川郷は、岐阜県高山市にある集落で、その合掌造りといわれる家の作り方などで有名です。世界遺産に登録されています。
有名な合掌造りの建物が集まってる所に着くと、まず私たちを迎えてくれたのが、きれいな空気と、澄んだ青い空、そしていつもより近くて大きく見える雲でした。この美しさにこころ奪われて歩いていると、いくつか合掌創りの建物が見えてきました。
さらに、意外なことに結構大きくて、流れのきつい川が流れており、その上にかかったつり橋を渡っていきまいした。この川が、また何とも言えない素晴らしい雰囲気を醸し出しています。
水の色は透明ではなく、薄水色(水色+白色ってかんじ)で、表面に出た岩に流れを遮られしぶきをたてる様子が、また自然の雄大さを、空の雲と相まって、感じさせてくれました。

白川郷に入り、八幡宮とか土産物屋とかをくるくる見回っていました。
完全に観光のための施設というわけでもなく、洗濯物を干してたり、畑にネギを植えてあったり、水路がきれいだったり、池のハスがきれいだったり。
家々の合掌造りの茅葺きの見栄えの良さ、狭い路地の親近感などを感じながら観光していました。
ここで、私は、お土産を買いました。自分用にと探していた扇子はなかなかいいのがないままでしたが。
ネタとしては、白川郷にあった八幡宮にかけられていた絵馬にマンガやアニメのキャラクターを描いたものが非常に多かったという点。なんかの聖地なんだろうか???

そこで昼食(そば)を済ませて、一路、富山石川へ。
まず行ったのが、西田幾多郎記念哲学館
こちらは言わずもがなでしょう。設計は安藤忠雄氏だったと思います。なんか、わかるような気がします(笑)中身は、展示スペースはそれほど広くないものの、人も少なくじっくり見ることができます。また、ほんとにじっくり全部見ようとすると結構時間がかかると思うので、なかなかよかったのではないかと思います。わかりやすい展示です。西田幾多郎はやっぱりすごい人だと感じました。
それから、
巌門(がんもん)というところに行きました。
ここは、岩場なんですが、小さな滝が流れていたり、海に面する岩場が見られたりと、写真撮ったり、」朝日を見たりするのには非常にいい場所じゃないかと思います。

ここを見終わって、もう疲れがたまっていたので、そのままホテルへ。
和倉温泉に宿泊しました。
温泉は、温泉の湯が少ししょっぱかったです。でも、いい湯でした。
出された晩御飯も、特に肉のロースとかかなりおいしかったですね。写真撮ってなかったのが惜しまれる。
私は、家族の中では最多の計3回風呂に入りました。いや~、こういうのは入ったもん勝ちやしね。

9日
ということで、素晴らしい温泉を後にし、雨のぱらつく中、一路金沢へ。
金沢では、日本三名園の一つ「兼六園」を観光。
コケが美しく、また松の生え方も面白いものがありました。曲水もうまくできており、途中にあった船の形をした休憩所で家族写真を撮りました。
一番驚いたのが、園内にかなり大きな「ヤマトタケル」の像があったこと。一体何の関係があるのか???

それから、結構近くにあった、「金沢21世紀美術館」へ。
僕以外は微妙って言ってました。1000くらいしてなんかかなり高かったんですよ。
あのプールのやつはおぉ!て感じになったんですけどね。
いや、でもさすがに混んでましたね。

それから、ちょうど僕らが行ったときに「金沢ゆめ街道2009」というお祭りをやっていました。
何たる偶然!!!
いろんな地方から集まってソーラン節を踊ってました。ちょこっとだけ、見ました。

あと、近くにあったデパートで絵画展をやってたので、それを見ました。
東郷青児いいよ東郷青児。家にいちまいほしいね。こういう絵は。

あと、イラストだと、個人的にワタセセイゾウさんのイラストも好きですね(ハートカクテルで有名な)。

昼食はそのデパートの天ぷらや。高かったけど、まぁまぁおいしかった。

というわけで、岐路に着いたわけです。
こころ残りも少しあるけど、結構満喫できたんじゃないかと。
                                トクマ法師 time 2009-08-18