タナダユキ監督
『マイ・ブロークン・マリコ』
尾美としのりはやはり凄い。出番は少ないが、出てきただけでヤバい親父だけどヤバいだけじゃない何かがあるとすぐにわからせてしまう。尾美としのりは天才役者だ。
包丁を忍ばせて、自殺した亡き親友「マリコ」の遺骨をDV親父から奪いとる永野芽郁。遺骨を抱いて海に向かう。
タバコ好きで酒をかっくらうやさぐれ感満載な永野芽郁が疾走する痛々しいが爽快な前半に比べると、後半はパンチの数が少なく、作中の主人公同様にバテてしまった感じだが、しかし決して悪くない。
応援したくなる作品だ。