ちょうどブログをサボっていた時期に発売されたスラムダンク 新装再編版。言わずと知れた名作です。
新装再編版は旧コミックスを区切りのいいところで全20巻にまとめ直したもので、内容の変更や加筆は一切ありません。
完全版が以前発売されましたが完全版には巻中1コママンガが収録されていなかったので(それで完全版…?)、今回の再編版にはちゃんと収録されていることをア◯ゾンのレビューで確認してから購入しました。

感想

もう面白くて読み始めたら止まらない。大人になって見ても胸が熱くなります。これをつまらないと言われたら他のマンガは何も勧められなくなってしまいます。

・誰が何をしてるかわかりやすい
・山王の坊主頭たちすら誰だかわかるキャラの書き分け 
・古さを感じさせない
・スピーディで迫力のある構図
・今でもギャグで笑える
圧倒的な画力だけでなくマンガとしての上手さがあることを大人になってわかるようになりました。

今読んで思うことはあの終わり方でベストだった、ということ。名朋戦を見たくないと言ったらウソになりますが、山王戦を超える試合はスラムダンク内にとどまらずあらゆるバスケ漫画の中でもないのではないかと思います。続編も、ゴリがいない湘北はあまり見たくないので今後もなくて良いかな、と思います。  


好きなシーンは
海南戦ラスト「泣くな」
「大好きです 今度は嘘じゃないっす」

不純な動機でバスケを始めた素人の桜木花道が敗北に涙し、バスケットの楽しさに目覚め真のバスケットマンになっていく。桜木花道は本当にいい主人公です。

井上雄彦さんはマンガを描く天才だと思います。どうか、バガボンドとリアルを描いてください。