ヘミングウェイの遺作
ヘミングウェイの長編は何冊かもっているが読み終えたことはない
村上春樹が日はまた昇るがベストといっていたので買ったが読んでいない
そういえば老人と海は読んだ2回くらいよんだ、話は単純だし、登場人物もすくない
魚をとりにいって巨大な魚をつり上げるが帰る間に全部食われてしまって徒労に終わる話
ノーベル文学賞作品
誰がために鐘はなるなども有名か
ほかにもあったようななんだっけ
キリマンジャロやさまざまな場所にいき、それらを素材に小説をかいた
その点で開高健も似ている
フィッツジェラルドも自分の生活や妻をモデルに様々な作品を書いたが
ヘミングウェイほど、ネタをもとめて世界中をまわったりはしなかった
文体に関しては簡潔で無駄がないのが特徴といわれている
昔書いていたもの3つのものがあれば人生はすてたものではないと
まず友人、書物あと酒だったかな
他にあったあようなきがするし他のだったような
自殺したヘミングウェイが過去の1920年代の出来事を書いた話
無名で金もなく常に腹をすかしている
ただ野心だけはあり、希望に満ちている
感性はとぎすまされ、あらゆる美術や文学が彼の滋養
になっていrく
その中で、フィッツジェラルドやガートルードスタインなどざまざまな
人物が描かれる
空腹こそよき修行の場であった
なにもかもてにいれたにもかかわらず出来の悪い息子に嫌気がさし
自分の才能も枯渇していることに気付いていた
それでも渾身のちからをふりしぼって書いた作品
食べ物や飲み物のびょうしゃ がしゅういつ
カフェで食べるソーセージやポテトサラダ
白ワインがとてもおいしそうにみえる
生かきが食べたくなる
やはりそういう効果をもたらす文章はすばらしい
散歩するだけでもパリは刺激にみちているし多感なヘミングウェイの五感に
さまざまな感慨を呼び起こしていく
なぜヘミングウェイはこの作品をかいたのか
たんなる懐古のためか、今の自分を嘆き昔はすばらしいと弱気なこころ
が生み出した作品なのか
なぜ私はこの作品に感動したのか
空腹であることはマイナスだがそれが逆に武器になりうること
マイナスのものが解釈によってはプラスになること
ポジティブシンキングでは片付けられない
なにか豊かな感性というかそういうものにひきつけられたのか
自分の頭の回転がおそいのにイライラする
はなしがぽんぽんうまれるようにしたい
ヘミングウェイがすごいのはあの時代に新たな文体を生み出したことだろう
映像や音楽がアナログな時代にあって想像力をいかに文章のなかにこめるか
考え続けた結果として、生まれたのである
エッセイとも小説とも呼べる作品
やはり美化している部分はあるのだろう
ウッディアレンの映画でタイムスリップして
20年代にいく話があった。様々な芸術家小説家がパリに集まり
カフェで様々な出会いを重ねて行く
ただそれも今のじだいから みた視点であって当時としては
すばらしいものであったのか
フィッツジェラルドが短小になやんでいた話など
他者に対しては美化せず、どちらかと
いうと悪く書いている