以前からフィルム写真が醸し出す雰囲気が気になっており、
先週ついに初めてのフィルムカメラを購入した。
購入したのはLeica Ⅲa。
選んだ理由は主に
・見た目がかっこいい
・1930年代に製造されたカメラが、今でも使えるというロマン
の2点。(あと意外に手が届く価格というのも大きい。イマドキひと月の食費のほうが高いくらい。)
レンズは難あり品(絞り環の表示がずれている)のジュピター8が
1万円以下で売られていたのでこれをチョイス。
フィルムは、富士フィルムのx-tra400を使用。
フィルムを入れるのに手間取った以外は案外滞りなく撮影ができた。
ネットでこのカメラにフィルムを入れる方法を調べるといくつか出てくるが、
個人的にはフィルムの「ベロ」が長くなるようにハサミでカットする方法が一番簡単だった。
庭先のユリ。緑がとても鮮やかでびっくり
自宅の猫を撮影。あちこち動き回る上に、
最短撮影距離内にすり寄ってくるため悪戦苦闘しつつ何とか撮れた。
週末を利用して大分にお出かけ。
手持ちで夜景は厳しいのではと思ったが、絞り開放+SSを下げ
別府タワーのライトアップも撮ることができた。
別府タワー展望台から朝の海沿いを撮影。
海の色合いや、遠景の山のかすれた感じが気に入った。
これまでデジカメしか使ったことがなく、
初めてのフィルムカメラ、しかもフルの機械式ということで
まともに扱えるか不安だったが、
現像に出して真っ白とか真っ黒の写真はなかったので安心した。
露出決めはスマホの無料露出計アプリ、絞り環のずれは目見分で補正のため、かなり心配していた。
フィルム特有の色合いからくるレトロ感や、
現像するまで撮影結果が分からないドキドキ感が、
デジカメで写真を撮るのとはかなり違った楽しさにつながっているように感じた。
天気に恵まれない日が続いているが、晴れたらまた海を撮りに行きたい。