「大丈夫なんかじゃなかった」(オリジナル曲) | 六畳ロック★ドクロバニー

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名古屋の六畳ロックバンド「ドクロバニー」
昔は、曲なんて作れるのは一部の選ばれた人間のみさ…と思っていましたが、やれないじゃないやるんだ!という意気込みで頑張ります。

コメントとか下さると小躍りして喜びます。
よかったら仲良くしてやってくださいー。

はーい、みなさんこんばんは!ドクロバニーでっす★

今日はオリジナルで「大丈夫なんかじゃなかった」です♪


なんかエモいやん!みたいなかっこいいアレンジを目指して作りました(≧∀≦*)
よかったら聴いてやってくださいませ(*´ω`*) 

 

 

コード等詳細はこちら

 

 

■「大丈夫なんかじゃなかった」

作詞作曲:フゥ

 

目覚めたらあの人は居なかった
あたしのせいだと思った
この世界のどこにもいなかった
あたしのせいだと思った

それでも世界は何事もなく
ぬるい夢のように続いた
だからさあたしも何事もない
ように日々を暮らした

時たま意味もなくつたう 涙は無視した
なのに突然君に 見抜かれるなんて

大丈夫なんかじゃなかった
大丈夫なことにしてしまった
あの日の私が泣きじゃくって
ごめんね ごめんね おかえりあたし ようやくまた
ここからまた 始めようか 始めようか あーあ


「しかたない」で全てを片付けた
納得はいくはずもない
気遣われるのはわずらわしくて
笑ってやり過ごしてきた

一人で寝る夜は嫌いだった
広いベッドは冷たいよ
おかしくなっちゃいそうな夜だった
それでもなんとかした

代わりだと思えばいい 君は真面目に言う
別に悪いことじゃない? 甘えてもいいの?

受け入れられないことはさ
なかったことにしてしまった
あの日の私が泣きじゃくって
ごめんね ごめんね 会いたいよ ああ ようやくまた
ここからまた 始めようか 始めようか あーあ


言えなかった言葉が 沢山ありすぎた
恨んでるよ愛してるよ なぜなぜなぜ
代わりに黙って君は 聞いてくれた
止まってた 時が今 動き出した


大丈夫なんかじゃなかった
大丈夫なことにしてしまった
あの日のあたしが泣きじゃくって
ごめんね ごめんね おかえりあたし ようやくまた
ここからまた 始めようか 始めようか あーあ

 

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とりあえず、さらっと流すならここまで読んでもらえれば十分ですw

あんまり書くとなんか重いかなーとか気を使っちゃう性格なので…w

 

意味がわからなくても音が良ければ歌詞は別に雰囲気でいいんだよ雰囲気で♪という聴き方も、意味とかつい気になるな~って聴き方も私はどちらも間違っていないと思う。

以下、ちょいシリアスめの歌詞について等説明。

 

 

〇曲作成の経緯について


ギーソロ以外は、作詞作曲編曲すべて私の作成。
ゲンさんに見せたところ、私以外の人が歌詞を読んでもどういう意味か何が言いたいかわからないということで、じゃあ歌詞を書き換えようかと提案したのだけど、そうするとメロディーや曲の雰囲気が変わってしまうからこのままいきたいとのことで、当初のままになってる。

普段からなるべく人に伝わる歌詞をと心がけてはいるのだけど、10曲に1曲くらいたまにこういうのが出来てしまう。技術が足りていないのだから次からもっと気をつけるとしか言えない。

少しでも伝わるだろうかと本当はこんなことを言いたかったんだよと下の「歌詞について」にも補足説明として書いておこうと思う。

 

前を向いて生きていくってどういうことなんだろうって考えたときに、嫌だった記憶もなかったことにするんじゃくなて、一度は向き合ってそれも受け入れて持ってくってことだと思ったんだよ。ちゃんと前を向いていきたい。

そんな気持ちを忘れないように書き残しておきたくて歌詞にしたのだけど、上手く書けなくて私にはこれが精一杯だった。


〇歌詞について

もうずっと昔のこと。お別れのあとに、後悔とか罪悪感とか愛しているとか仕事も住みかもまとめてさようならして町を出た。そうしたくてしたわけではないけれど、しょうがないってことはあるのだ。
過ぎたことを振り返っても意味がない、これからは過去は過去だと割りきって今とその先だけ見て生きていこう。それが前を向くということだと思った。でも、それだけじゃあ駄目だったんだ。

そうして無かったことにした負の感情は、しつこく追ってきた。ひたひたと夜道の影のように無言で責めながら、どこまでもあとをついてくる。
だから、もしも助けてくれる人が出来たら、やっぱりいつかどこかで向き合うことになるんだ。理性的に割りきった大人のふりなど投げ捨ててしまえよ。

どうしようもないことにどうしてだと怒って、会えない人に会いたいのだとみっともなく泣きじゃくって、君のシャツを盛大に一晩中濡らし泣き疲れて眠ってから起きた朝、ようやく長い夢から覚めた気がした。
窓の外には雪が降っていて、とても寒い日だった。私は昔より数年年を取って、あの人はもうどこにも居なくて隣には違う人がいて、だけどそれが現実だと思った。不思議と、そういうものだと思えた。

無かったことにした気持ちと当時の私よ、おかえりなさい。
なんだかんだ折り合いをつけながら、時々思い出して泣きたくなったときには素直に泣いてまた今を笑ったりしながら、なんだかんだで共存していこう。乗り越えるというのともまた違う気がする。区切りなんて存在しないまま、無かったことにはせずに、薄れながら忘れながらどこまでも持っていこう。

前を向くっていうのは、私にとってきっとそういうことだった。


そうして、長い長い時間をかけて、ようやく再スタートを切った話。