死刑は執行された。。。死刑囚の断末魔の叫びは、ガラスを震わすほどの受け板がはずれる音と読経の声にかき消された。地下室のカーテンは開かれ、検死の医務官2人、記録係り、立会いの各看守は階段を下り、息を引き取る前の大きな痙攣を静かに見守っている。
動かなくなった死刑囚に医務官の一人が心臓に聴診器をあて、もう一人は脈拍を調べる。・・・医官は「心臓停止、11時12分3秒」と記録係に告げ、続いて記録係の看守部長が挙手の礼をし、「本日のOOの執行、無事完了致しました。執行、午前10時58分、心臓停止、午前12分10秒、所要時間14分10秒であります」との報告で死刑は完了する
死刑後の遺体は、昔は拘置所に勤める懲役囚が処置したのだが、今は医官、数名の看守、看病夫によって丁寧に処置が施され、湯灌(ゆかん)をし清潔な服を着せ、本人の希望により短冊、色紙、両親の写真と共に白木の寝棺(ねかん)に納められる。
遺品や私物は、家族がある者にはすべて送り、ない者はしばらく保管した後、廃棄か焼却する。遺骨も引き取り人がない場合は無念仏として共同墓地へ納められるそうだ。
執行手当ての2万円で、刑務官の多くは執行が終わると、その手当てを持ち飲みに行くのでなく、そのまま寺に行き、もらった2万円で死刑囚の供養をしてもらうという。そうでもしなければ、生ある人間の命を断った重みに耐えられないと・・・
ある刑務官は語る・・・死刑囚はその日の朝食がすんだ後まで自分が死ぬことを知らないのです。それは本当にみじめというか、運命というか・・・。執行を指名された私たちは、彼が朝食を終えたばかりのころ、背丈や体重などを考えて、刑壇にあるロープの点検をしているのです・・・考えたら残酷ですよね
今回はかなりダークな内容になってしまったか(笑)
死刑になる人はそれだけ残酷なことをやってきたんだから、死刑になって当然