
ということで、
バレンタインの絵を描いたときにちらっと言った
蛍光ピンクが入っていた、いただきものの謎絵の具のレポです。
っていうか、これ本当に、メーカー名も手掛かりになるような情報もなにもないので
たぶん所有者のわたし以外に誰一人、何の参考にもならないと思うんですけど(笑)
まあ検証自体が楽しいっていうのもあるかもしれないので。
あ、あと
百万が一、これを見て
どこの何という商品か、わかる方がいないとも限らないので
載せる価値ゼロではないだろうと。
てことでまず、これが
いつ頃、どういう経緯でうちへ来たかということですが
↑こちら、2012年4月に樹脂絵の具アキーラをいただいたという記事なんですが
このアキーラや春蔵絵具をいただいたときに、一緒に入ってました。
だからたぶんそれよりちょっと前とかですね。
これ、下さった方の話をどこにもしてない気がするんですけど
10年以上経ってるからそこはもう気にしなくていいかw
美術雑誌「1枚の繪」の社長さま、
(今会社の公式サイト見たら別の人の名前になっていたので
社長は交代されたのかも?)山城一子さんです。
美術界にちょっと明るい人が聞いたら
えっすごい!うらやましい!と思われそうですけど
残念ながら、「絵描きと画商」という縁ではないです。
まあ一方的にわたしが雑誌の読者で、ネットでも関連情報をいろいろ見てて
社長さんのブログやTwitter(当時)を見つけたので
怖いもの知らずで話しかけたら、思いがけず
ちょっとだけ贔屓にしていただけた、という感じです。
それで昔、誌上でこの社長さんが
いろんな画家さんに絵を教えてもらうっていうコーナーがありまして、
その企画のときに商品紹介も兼ねて使っていたいろんな画材の
もう使っていない残りを、まとめて譲ってくださったというわけです。
油絵具とかもあって、今回のこれ以外はひととおり使ってみまして
アキーラは、申し訳ないけど
これとアクリル絵の具と両方持ってたらどっちかしか使わないなと思ったので
桜を描いた後、使ってくれる人に譲りました。
で、今回のこれはね・・・

3種類も画材が入ってるから、
なかなか試してみる機会がなくて(笑)
あと
左の、下の段がクレヨンで
あの独特の匂いがすごいので、
用もないのに開ける気にならなかった(笑)
ずっとしまいっぱなしだったので
すでに内容がなにだったかも忘れてまして。
で、今回なんで開けてみる気になったかというと
依頼制作で、ちょっと白のパステルを使う必要がありまして。
このセットにパステル入ってなかったかな?と(笑)
どんだけ忘れとんねん。
結局左の上段が水溶性クレヨン、下段が油性クレヨン、右が水彩絵の具で
パステルは買いましたとさ。
・・・あ、なぜか油性クレヨンの中に1本だけパステル入ってますねw
それにしても
これ、ケースがけっこうな大きさなのに折り畳み水入れはついてないし
(一番上の写真、サイズ比較のために置いてるスケッチブックはB6です)
筆も1本しか入ってないので(溝が2本なので本当はあと1本あったのかも)
あんまり外で描くための持ち運び用という感じでもないですね。
この3種の画材の取り合わせもなんだか謎だし。
不思議な商品。
色合いからいってもなんだか、80年代か90年代のニオイがする。
かろうじて、消しゴム(黒い四角いやつ)のラベルにロゴが入っていたので
検索してみたところ、画材のメーカーではなく
製図機器のメーカーで同じ名前の会社が出てきたので、
まあ・・・もしかしたら、時代的な需要があって過去に作ったのかも?
という気がしないでもないですが、
たまたま名前が同じだけでまったく関係ない会社かもしれないし。
これ以上はもう本当に、たまたまこの記事を見たどなたかの記憶に頼るしかないですねえ。

ということで、今回は右の固形水彩絵の具だけの検証です。
パッと見たとき「蛍光ピンクが入ってる!」という印象が強くて
他はぜんぜん目に入ってなかったんですが、
水で溶かして描いてみたら、ピンクの下の黄緑とその隣の紫と、右の一番上のレモン色も
蛍光色でした。
なぜか白だけチューブなんですが
これはゴチゴチに固まってて使えません。
使いさしなのでそれなりに減ったり汚れたりはしてますが、
絵の具としては劣化はしてないと思います。
劣化はしてないんですが、なんか
元々不純物が多い絵の具だったのか・・・
筆で溶かしていくと、なんだかプツプツと溶けないところが出てきます。
まあ色のラインナップからしても、プロが使うようなものとは思えないので
おもちゃ的なものか、あるいは
日本製じゃないのかも。
パレットも透明だしw
たぶんケースに収めたとき絵の具が見えるようにだと思うけど、
これじゃ下に白いものを敷かないと使えないよね。
ということで、まずは
「透明水彩なのか」という検証。

うーん。
薄めに溶いて重ねてみたら、一応下の色が見えるけど
この1色目に塗った色の均一さからして
不透明水彩かなあ・・・と思う。
何十年も水彩絵の具使ってますが、
透明水彩と不透明水彩を見分けられるのかと言われたら、
じつは「チューブに書いてあるからそう思ってる」だけのところもあり(笑)
まあ、にじみ模様を作ろうとしてみて
広がり具合を見て「これ、透明水彩じゃないんじゃないか?」
ってなることもあります。
一瞬横道に逸れるけど
呉竹の固形絵の具を最近また使ってみたときそれ思いましたw
あれ?これは・・・と思って
他の人が検証してないか検索してみたら
同じように思った人がいました。
呉竹は日本画材の「顔彩」をよく売っているので
どうもそれと似た感じらしいです。
↓買ったときの記事。2010年か~(笑)
まあ今回のこの絵の具は、日本画材っぽい雰囲気はいっさいないので
学童用絵の具とかに近い品質かなという気がします。
ポスターカラーよりは、ほんのちょっとだけ透明性あるかな。
というか
ポスターカラーのようにコッテコテに塗り潰して使うなら
わざわざ固形にしない気がするし。
続きまして、にじみの検証。

これは水彩紙に先に水を塗っておいて、
各色の広がり具合と混ざり具合を見てみたもの。
一応、多少はブワ~となるけど
わりと、筆を置いたその場所にそのまま色があるという感じですね。
ホルベインとかだと、もっと勝手に広がっていきます。
まあでも、なんとか「いつもの使い方」で描けなくもなさそう(笑)
絵の具の品質調査についてはこんなかんじです。
試し描き作品などは次回!
固形絵の具、よく聞く画材メーカーのは最近ちょっと調べてたんですけど
いやあ、わざわざこの金額出してまでは・・・というお値段ばかりでw
すっかりそういうイメージだったんですけど、
子供向けとかのお手軽セットなら、意外とありますね。
レビューもわりと評価高めです。
ちょっと使ってみたくなりましたw