毒親の中でも

アル中や超過保護また超過干渉は

いうまでもなく子供に有害ですが


今日お話しするのはそうではなく

親が子供に必要なケアをせず

親が必要な事を子供に満たしてもらおうとする

親の義務を果さない親について

お話ししたいと思います

 

こういった親は基本的に内面が未成熟であり

その為、情緒不安定である

 

その親の子供は

そんな不安定な親に愛されようと親を喜ばせようとする結果

いつの間にか子供が親の役を演じるようになってしまうんです

そうなると子供は模範として見習う事ができる大人も

甘えたり、助けを求める事ができる

大人がいない中成長する事になるんですが



一般的に子供の情緒が発達する大切な時期にそのモデルとなる大人がそばにいないと

その子供の内面はしっかりと成長する事ができず不安症的な大人になると言われています

 


どういうことかと言うと

小さな子供が親を面倒みる

大人の役を負わされるんです


でも子供はまだ何もわからない上

そんな小さな子供なりにいろいろ考えて

親を満たそうとするその無謀な努力

 

情緒未発達な親はそういった

子供の努力を理解することなく

逆に子供の努力の結果を逆になじったり

うまくできたとしても認めようとせずに

自分の感情のはけ口に子供を利用します


 

子供は自分がこんなに頑張っているにも関わらず

なぜ完璧にやりこなせないのか?

と自分が置かれている状況を理解できないので

今度は自分を執拗に追い込んでいってしまい

もっと頑張ろう!

親の役に立てるように頑張ろう!と

むなしい努力をする結果


フラストレーションが溜まっていき



「何をやってもうまくできない自分」



という自己イメージが生まれてしまうんです



 

そしてこの根強い感覚が劣等感や自己無価値感と相まって

自分は価値のない存在なんだって

例え人から見て素晴らしいものを内面に持っていたとしても

自分を認めてあげられない大人になってしまうんですよね

 



その上、こういった状況で育った子供は

子供の時に“幼児的願望“を満たさずに大人になります


幼児的願望とは

親に甘えたい時に甘え

アテンションを貰いたいだけ貰い

親を独占して

愛情をたっぷり注いでもらうという事ですが


 

これが幼児期に満たされていないと

この幼児的願望が形を変え

大人になった時に

あらゆる人間関係に影響を及ぼしてきます


 

例えばわかりやすい例だと

常に注目してもらいたい為に明らかな嘘を平気でつく

 


私の知り合いでもいるんですが

単なる会社員の一人で普通の生活をしている人なのに

有名人が亡くなった時に


「プライベートジェットを用意してまで来て欲しいって

その家族に頼まれたんだけど、仕事で行けなかったの」


とか,そういった類の明らかにはたから見て嘘でしょうっていう事を

恥ずかしげもなくみんなに話したり

 


違う形だと

やたらメタラに自慢話ばかりする人

 

または凄く真面目な人

時々いますよね真面目すぎる人


 

この真面目な人っていうのも心理学的には2つの種類があって


自分は社会の一員であるとしっかり自覚しているから真面目にしているっていう場合と


非常に心の中に不安があって、その不安から目をそらす為に真面目にしている人



っていうのがあるんですが


 

親子の役割逆転していた子供によく見られがちなのが

この後者の不安だから真面目にするタイプです



先ほども少し触れましたが

子供が幼児期に大人の模範となる人が側にいないので

モデルとなる真似できる大人像が彼らの中にはないんです

 

そうなると一番間違いのない“真面目な人“になる事で

人からの一定な評価を得られますし

その事で少しは“自分の在り方“に自信が持てます

だからこそ自分の不安から目をそらす為に真面目にしているというわけなんです

 

 

パートナーシップの中では

親との トラウマの再体験をする人は多いです

例えば自分がパートナーの親代わりになっているかのように

いつもパートナーの世話をするとか

パートナー自体も自分をほとんどケアしてくれないような人を選ぶとか

 


いつも動画の中でお話ししていますが

親とのトラウマ体験は自分が気づかないうちに自分の人間関係を汚染しています

 


その汚染から脱却するには

まず、どんな風に汚染されていて、どう自分はそのトラウマによって動かされているのか?

という事を知り、

自分の行動を理解して意識化する事です


 

意識化すると潜在意識が少しずつ変わってくるので

自分がそういう傾向が出始めたらセンサーが働くようになります

自分自身のそういった小さな事に気付いてあげると

自分の中の自己イメージも少しずつ変わってきます

 


子供の時に甘えられなかった自分を

大人の自分が少しずつケアしてあげるんです


 

バカみたいに思えるかもしれませんが

自分の幼児的欲求をまず自分で満たしてあげる事で

心の中が少しず満たされてくるはずです

 



私はパニック障害と拒食症を2年で克服したんですが

病気が回復し、普通に少しずつ出歩けるようになった時に始めたのは



自分がやりたい!またはやってみたい!



って思った事を片っ端から始めました

すぐに飽きたものは2ヶ月くらいで辞めて

すぐ次にやってみたかった習い事を始めて



また続かなければ次!



といった感じで

周りに何を言われようが

頭に思いつくものは全てやってみたんです!


 

そうすると不思議と

チャレンジすればするほど内面に力が湧いてくるので

次の挑戦がまた楽しくなり

と新たな自分発見をするのと同時に

自分を少しずつ好きになってくるんですよね

自分を少しずつ好きになってくると

自分に自信がついてきます

 


って、こんな感じで自分のしたい事に耳を傾けてあげると

自分自身が生き返ってきます

 


例えば

パートナーがあなたに常に注意を向けてくれて

常にあなたがしたい事に耳を傾け

実行してくれる!

あなたが望むように動いてくれる!

そんなパートナーを持ったらどうですか?

毎日どんな気持ちになりますか?

幸福感や愛情が満たされてくるのが

想像つきませんか?

 


誰かを喜ばせる前にまずしなければいけない事!

それはあなた自身を幸せにしてあげる事です

それができて初めて

あなたはパートナーとも幸せになれますし

もっと凄いのは

あなたがあなたの人生に満足する事ができるようになるはずです!

 

 最後まで読んで下さりありがとうございました😊


ではまた!