*⑨母親と娘
今日は毒親の母親と娘との間によく起こりがちなことや、どんな悪影響を及ぼしやすいのか?
っというお話しをしたいと思います
毒親の母親にとって娘、という存在はある意味ライバルであり、それでいて老後の面倒を看させる都合の良い存在に考えられがちだと言われています
特にその娘が優しければ優しいほど毒親はその娘に依存し
まだ小さい頃はストレスのはけ口、そしてある程度大人になってくると
自分の生活を充実させるパートナーの代わりとして
っていう感じで子供を無意識ではありますが
自分のコントロールの元においておきたがる傾向があります
母親が老後どのような生活を希望しているかと娘へのしつけとの関連を検討したところ、娘との同居・近居を期待している母親は、娘に優しさと従順、さらに家事能力などの女性特性をしつける傾向が認められている。
と、心理学者の柏木恵子さんという方が「家族の心は今」という著書の中で話しています
ちなみに私は若い頃に母がお金を出すからと、
ヘルパー4級の資格を取らされたのですが
これから需要が多い仕事、とは言え
この柏木恵子さんの著書を読んだ時に
母親の真の動機が見えた気がしました
話は戻りますが
この傾向は毒親じゃなくても、少なからず普通に持っている考えだとは思います
ただ毒親の場合、娘にその思い重圧を押し付けて、
娘は気づかないうちに洗脳され
気づいた時には
「親の面倒をみるもの。それをしないなんて親不孝ものだ」
ってな感じで脅迫的に親の面倒を看ない事に罪悪感を覚えるようになり
毒親は自分が死ぬその時まで
娘をコントロールしようとします
もちろん母親の面倒を看たい!って心の底から思えるのであれば、まだいいですが
一緒にいると精神的に苦しくなるような場合でも、
娘の方は毒親から離れられないケースがよくあります
他の動画でもお話ししましたが、毒親に育てられていると
健康的な精神の人からは想像つかないほどの苦痛や
普通なら受け入れられないようなことを許容する力が発達しています
そうなると、自分がどんなに追い込まれた状態になろうと
その自分の心の重さを無視して
心理学用語で言う
“事実の否定“をする事により
現実に対応しようとします
“事実の否定“っていうのは
今起きている出来事に対し、事実を見るのではなく
自分に都合の悪いことことや、自分にとって苦痛となる事実を
そんなに大したことではない
とかもっとひどいと“そんな事は存在しない“かのように振る舞ったり
信じ込ませる行為です
例えば
特に子供が面倒な存在の時はムゲに扱い
ある程度大人の付き合いができる年齢になると
今度は都合の良い
自分の思い通りにコントロールできる相手として
娘を心理的に違う形でコントロールしようとしますが
この時、ターゲットとなった娘の内面で起こっている感情というのは
「もう年をとっているから仕方ない」
「子供は親の面倒を看るものなんだから娘の私が看るのが当然」
と、自分自身を言い聞かせる形で
親から心理的に離れられない人は多いです
そして、この潜在的に溜まった怒りがどこへいくかというと
一番多いのが自分の子供への無意識によるコントロール
過干渉、過保護といった形で出てくることが多いです
これが毒親の負のスパイラルであり、
毒親の毒素が負の遺産として引き継がれられていく
っていうループを生み出す仕組みだと言われています
子供にいかない場合は自分のパートナーに対して
何かしらのネガティブな形で出てくるわけなんですが
この負のスパイラルから抜け出す方法
それはまず
あなたが自分自身の意思で
そんな毒親とまずは距離を取る事です
見捨てるというのではなく
毒親との関係をより良いものにする為の準備段階
本来の自分自身を取り戻す為です
なぜなら、ここでまた柏木恵子さんの著書の引用になりますが
結婚した娘と母親との関係は、もののやりとりや精神的交流いずれにおいても
娘とその夫との関係に匹敵するほど強い。母親は娘を自分のよき理解者だとみているが
その認識は夫に対して以上に強い。
と言っています。
自分がないまま、この毒親の側にいると不要にエネルギーを吸われるだけでなく
あなたの人生、パートナーシップ、結婚生活を必ず汚染していきます
実際、自分が気づかないところで
優しい夫と結婚できたにも関わらず
毒親が娘に精神的に絡みついてくることで
それなりにうまくいっていた夫婦生活が時間と共にうまくいかなかくなくなってしまった
っていうケースもよくあります
あとは、毒親に育てられた子供の症状でよく出がちなのが
子供に奇妙な癖が出始めた
蕁麻疹などが出る
指しゃぶりが小学生になってもやめられない、
洋服の袖ぐちを噛んで、袖口がいつも切れている、とか
爪を食べて指の爪は全部小さく、その上足の指の爪まで噛むとか
抜毛症(髪の毛や眉毛を抜く事)
おねしょ
もう少し大きくなった時には
胃痛や倦怠感がいつもある
又は不登校が始まったり
引きこもり
あとは
完璧すぎる完璧主義
または最初から答案用紙を名前だけ書いて出すやる気のない子共など、、、
その他にもいろんな症状がありますが
これらの症状が一番顕著に出るサインです
なので既に出てるとしたら
かなり危険信号です!
今すぐに毒親と距離をとり
まずは自分の精神的な健康を取り戻すことが先決になります!
これは動画の中でもよくお話ししますが、
親とのトラウマが人生を汚染する典型的な例です
私も今でこそ、そう言った流れを通過し
毒親であった母と仲の良い親子になることができましたが
親の毒素を取るまでは
それはもうかなりの長い道のりと苦難の中を必死にもがいて生きていた1人です
そんな私がお勧めするのは
まず、自分自身の精神を普通の状態までに回復させるまでは
なるべく親から距離を取るようにする事です
同居をしている人は
かなり難しいと思いますが
自分の中でハッキリと線引きをすることをお勧めします
親がしてきたことでイヤな事は「イヤだ」ってハッキリ言う
例えば、私の場合、
*洋服は絶対に自分で洗うようにする
*部屋の物を勝手にいじらない事を約束してもらい、
いじられた時は怒るのではなく、冷静になぜいじったのか?
いじる必要があったのか?を聞き、
今後はいじらない事を約束してもらうようちゃんと伝える
*ご飯は必要なら準備をお願いするけど、そうでなければ準備しないように言う
*小言(例えば「最近出かけすぎてる」とか「何その格好」とかあなたの事に意見してきても動じない(無視して自分の生活を続ける)
それ意外では
風呂掃除や簡単な片付け、休みの日には家のお掃除をするなど
ある程度の家の手伝いは最低限しておきましょう
そう言ったこともせず、ただただ親から距離を取ろうとすると
親は何もしない子供なのに、威張っている!
と攻撃を増やす事になります
でも家の事を自主的に手伝うことで
私は親から精神的に自立しています
と言う意思表示をすることで
毒親の内面に少し動きが出てくるはずです
男の人ならゴミ出しをしてあげるとかも効果的です
そして、これらの家の手伝いをしても、〇〇やったよとか
自分からアピールしない事です
恩を売る行為は、せっかくの善意も押し付けがましくなるので逆効果になります
そして今度はもう既に別居している人の場合
*電話が掛かってきても、自分が出たくない、または何かしている
っていう時は、親を優先せず、自分のやっていることを優先し、
それが終わった後にかけ直す
*いろいろ物を使って「〇〇買ってきたから取りにきなさい」とか
とにかく関わろうとすると思いますが
お返しをまた持って行くという不要な接触を避ける為
取りに行く時には既にお返しを用意して、万全を期していきましょう
こちらが礼儀を持って接することで親はあなたが成長したと感じます。
そして実家に行ったら、お茶を30分くらい一緒に飲んであげて帰ってくる。
あまりにも頻繁にするようなら、必要のないものは丁寧に断りましょう
「近所の人に差し上げて」とか。
今自分には必要がないってことを丁寧に伝えることが大切です
*家に来られる時。これ本当に困るんでわかるんですけど、
来たら「ごめん、今忙しいの!」と玄関までですぐ帰ってもらうことです
これを繰り返すと行っても構ってもらえない、と少しずつ学んでいきます。
そこで「親をムゲに扱う事に抵抗がある。可哀想に思ってきてしまう」
っていう人もいるでしょう。
これは一見優しい人のように見えますが、
親とのちゃんとしたライン引きができない自分の弱さによって
親に対する怒りや憎しみを
自分を始め、パートナーや子供に無意識に投げつけている現実を
考えれば、そんなことも言ってられないのがわかりますよね
自分自身が満足な人生を生きていて、家族にもパートナーともうまくいってる!
というなら毒親に優しくしてあげることをお勧めしますが
恐らくこの動画を見ているってことは
毒親が今の生活の目の上のたんこぶじょうたいなっている人だと思うので
相手への同情よりは、まずは自分と自分の家族のことを考えるようにしましょう
話は戻りますが、親との距離を持つ中で一番重要なのは、ムゲに扱わないってことです
ムゲに扱えば扱うほど、相手の行動が攻撃的な形にエスカレートしてくる可能性があります
あった時に避難の言葉を浴びせたり、わざとあなたが嫌がるような事をしたり、、などです
なのであくまでも穏やかに、礼儀を持って接することが鉄則です。
そのあなたの大人な態度が、相手を少し冷静にさせます。
そして、毒親は基本的には愛を欲しているだけなので
リスペクト、要は自分が尊重されているって感じる事で
彼らの毒素を少し解毒する事ができるんです
これは信じられないかもしれませんが
私の経験からもそうです
毒親の愛や承認欲求をちゃんと満たしてあげる事ができると
彼らは本当に変わります
世の中に意地悪ばかりしてほくそ笑んでいる人がいますが
彼らも彼らの愛と承認欲求をちゃんと満たしてあげると
別人と思えるくらい素直になります
まぁそれはまた他の動画で改めてお話ししいと思いますが
ここではとりあえず毒親との関係を普通の関係に戻すまでの過程のお話しなので
これくらいにしておいて
次はあなた自身の事をお話ししたいと思います
親のコントロールや過干渉、過保護から逃れるために
まずは自分自身を取り戻す事が先決です
今のあなたは毎日イライラしながらモンモンとして生きていると思います
これ本当に良くないです!
ここで少しスピリチュアルな話になりますが
今の出している、そのイライラやモンモンとしている波動が自分の未来を作り出すんです
そのイヤな気持ちを未来にも続けたいですか?
もしイヤなら、なるべく自分自身をリセットして
イライラしない状態、または普通の状態まで自分の波動を引き上げていきましょう
どんなことでもいいです
自分がリラックスできること
音楽聴くとか、好きなカフェに好きなケーキを食べに行くとか
お気に入りのレシピを作ってみるとか
仲良い友達に連絡してみるとか
新しい習い事をするのも良いでしょう
とにかく今のこのモンモンとした感覚から自分を抜け出させることなんです
これをしていると嘘だって思うかもしれませんが
本当にその後の未来は変わります!
例え、どんな苦しい出来事や、苦しい状況ですら
良い形で乗り越える事が可能になるんです!
私の経験の中での良い例が「心のリセットの仕方を見つけよう」
という動画の中で紹介してますので
もしご興味のある方は是非見て見てください!
話は戻りますが、自分自身の内面が落ち着いた状態を
ある程度保てるようにする事!
その上で、毒親との距離感を自分でコントロールする事ができるようになると
毒親との苦しい関係が、そこまで苦しくなくなります
なぜなら毒親に大人になっても苦しめられてる人というのは
たいてい毒親が大人になった子どもの人生に何かしらの理由をつけて
介入して自分の好きなように子供をコントロールしようとするからなんです
なので、この毒親のコントロールを自分でちゃんとライン引きをする事で
相手の行動をこちらが逆にコントロールする事ができるようになります
でも毒親のコントロールは凄まじく強烈で強いので
それに対抗する為には
確たる自分を築くこと!それが必要不可欠になってくるんです
確たる自分を築く事!というのは
自分自身を等身大で知る事です
私の動画では一つ一つの課題を持って分析し
その行動の背後にある動機を知る事で
気づく事ができなかった自分に気付いていく事によって
本来のあなたに少しでも近づいていってもらえればって思いで作っていますので
自分を深く知ってみたい!
って思う人は是非チャンネル登録してくださると嬉しいです
では話は戻りますが
自分の確を作るというのは決して簡単なことではありませんし
すぐに築き上げられる事でもありません
三匹の子豚の話のように
ワラで作ったお家よりも、木の枝の枝よりも
レンガの家の方が頑丈でしっかりといろんなことから身を守る事ができます
ワラや木の枝が、その場しのぎの方法で自分を変えたつもりになって生きる方法で
レンガの家が、自分自身にちゃんと向き合って、自分の確を築きあげる方法です
決して簡単な方法ではなく、時間のかかる方法ではありますが
ちゃんとやっていくことで、あなたの人生が必ず良くなると私は信じていますので
是非、始めて見てください!
ではまとめます
まずは毒親から距離を取る
実家の人は、自分がされてイヤという事をはっきりと言い
しないよう約束してもらう。それと同時に無言で家の最低限の手伝いを恩を売る事なくこなし、あくまでも私は自立していようとしているっていう意思表示を毅然とする事
別居している人の場合
電話や不意の訪問をこちら側でコントロールする為に、自分が話せる時は電話に出て、そうでない時は後でかけ直す。
何かを実家にもらいに行く時は、お返しを必ず用意し、1時間程度お茶してすぐに帰る
注意点としては、毒親をムゲに扱わない。礼儀を持って扱う事。
親と連絡をとったり、会ったりすると体に異常が(蕁麻疹とか胃痛とか)でる
っていう人は、しばらく会う事をやめて、まず自分の体調や精神を回復させる事!
1人の時、なるべく自分を楽にしてあげられるように自分を甘やかしてあげる事
その上、楽しい趣味とか、何か自分が喜ぶ事をまずたくさんしてあげる事が大切です!
本当の相手への思いやりや親切というのは
自分が本当に満たされて初めて出てくるものです
あなたの周りの人をあなたの愛でいっぱいにしたいと思うのならば
まずあなた自身をあなたの愛でいっぱいに満たしてあげましょう!
長引いた恋愛時代後の結婚と性急な結婚は、いずれも将来のライフサイクルの移行時期に問題を引き起こすことを経験している。親子ともに自己分析の低さがあるため、自立をえた親密さと依存に密着関係の区別がついていないのである。