中学生の時、浴衣を着て地元の神社の夏祭りに行った。すごい混雑で立ち往生していたら、風船屋のテキ屋のジジイに長細い風船で突然頭をボンと殴られた。
「そこにいたら邪魔だ。どけ!」
どけと言われてもこの状況見てわかんない?だったらまわりの人間全員殴れよ。
老害って明らかに自分より弱そうな若い女狙うよな。浴衣着てる女性殴るなんて絶対日本人じゃねーわ。
それに夏祭りで風船なんか買う客いるの?

私の友人も別のテキ屋のジジイに
「そこ通るなって言ってんだろ」
と怒鳴られていた。通るなって何であんたが勝手に決めてんの?この神社はあんたの物?
ああいうのも弱い者いじめだと思う。

ていうかお前らテキ屋が1番邪魔なんだよ!!


話は変わって高校生の時、友人と5人で温泉旅行に行った事がある。
大浴場から上がって旅館の浴衣に着替えた時、私以外の全員が浴衣を左前に着付けていて驚いた。

左前というのは、いわゆるお葬式の仏様に着付ける衿合わせの事です。

「みんな逆だよ、左前になってるよ」と指摘しても、
みんな自分の衿を見て「え?右が前になってるじゃん」
「いや、だから左前っていうのはね」と私が説明してもみんな聞く耳持たず汗

そのまま脱衣所を出てロビーの前を通ると、宿泊客のジジイが友人四人を見て
「合わせが逆だ!そんな着方をしてたら恥ずかしい!」
あぁ~ほら言わんこっちゃない・・・
そしたら私の衿元を見て
「あ、この人はいい。この人は合ってる」
と言って去って行った。
あれは胸のすく夏の思い出にやり


ちなみに着付けは自分で勉強して覚えました。私の毒母は着物の知識ゼロです。いい歳して着物の1枚どころか腰ひも1本持ってません。たいした産まれ育ちではないのがわかります。

両親に「うちの家紋って何?」と聞いたら
二人とも「知らない」
ハァ・・・えーん
まあ実家の家紋なんて背負いたくないので、夫側の家紋が入った着物を着ています。