毎年7月になると思い出す。
小学生の時、体育でプールの授業がある日は毎朝母親に殴られた事を。
どういう事かと言うと。
私が通っていた小学校では、プールの日は朝に体温を計る事が義務づけられており、体温が36度台を上回ったり下回ったりする場合はプールは見学という決まりがあった。
その頃、私の平熱は35.9度か35.8度だった。
母親「あ、まーた5度9分だ!お前体温計動かしただろ!?何でいつもいつも35度なんだよ!面倒かけさせやがって!」
そう言って母親はヒステリーを起こし私の頭をひっぱたき、連絡帳に36.0度と記入して私に持たせ、玄関から放り出された。
私は体温計を脇にはさんで計り終わるまで微動だにしていない。見てればわかるよね?
それに私の母親はとにかく子供に手間暇やお金をかけたくないという考え方だったので、私は毎日朝食は無し、夜は具無しインスタントラーメン。
こんな栄養バランスもへったくれもない食生活をしてたら低体温にもなるでしょ。
おそらく私の体温が毎回35度台だと、担任や学校側から何か言われると思ったんだろう。母はコミュニケーション能力がゼロで大人と会話ができない。
子供の体調より自分を守る事を優先する母親。
父親も子供より妻が大事という男なので、私の体調なんか無関心。
だから私は、血の繋がりというものを全く信用していない。