先日、登録した。
翌日には電話あり。
いきなり、電話での早口の仕事できるっぽい30歳くらいとおぼしき女性の口調に気圧され、経歴を言うのが恐ろしく感じてその場では勘弁してもらった。
2日後にかかって来た電話の担当さんは、20代後半とおぼしき男性。
この時、私はサイトでエージェント利用のメリットとデメリットを読んだり、前にお世話になった師長さんからエージェント経由だとかなりのお金を企業側が払わなければならないと聞いていたから、使うことに躊躇していた。
そのことを話した。
仲介料を払ってまで自分が採用される人材ではないのではないかと思うことも話した。
相手も商売だから紹介して就職してもらわなければ、手数料は入ってこない。
不採用なら手間だけ掛けさせるのも気が引ける。
この、若き担当さん(声から察するに)は、正直にエージェント側が仲介料をもらうことを話してくれた。
ただ、先方もそれを承知しているのだからあまり気にしなくてもよいのでは…と言っていた。
ソフトな語り口調で感じが良かった。
ザ・営業❗ って感じで向いてる感じだった。
ついつい、簡単に1つの病院に入ったり出たりしており経歴は怪しい人と思われる内容たのだと話した。
「あぁ、そうですか。」
「そういう方もいらっしゃいますよ。」
「先方がどういう風に受けとるかはわからないですけど、同じところに勤められるということは信用できると思われることもありますから。」
「で、どんな感じで?」
と、ダダ落ちしていた自己肯定感をサラッとあげてくれて、誘導尋問かのごとくおおざっぱな履歴を話してしまった。
ここまで話したら、半分投げ槍的にもなり相手の方が聞き上手であったこともあって全て詳細を伝えてしまった。
退職理由も……
2回の不採用(辞退)で特に前に勤めていたところの面接では自分でも忘れていた退職のきっかけの流れも思い出すことができていたし、相手が聞き上手なことも手伝ってくれて、すんなり話せた。
で、思ってもいなかったことを言われた。
「ポイさんは、3~5年くらいは継続して勤めてるということは、そこでは大方やりきって退職されてるようだから、そこは評価されると思います。その点ではこちらもご紹介しやすいです。」
「退職の理由も人間関係とかでなく、それぞれに理由がありますから…」
と………
自己否定感、半端なかった私は『49歳まで独りで好き勝手に生きてきた人』『非常勤な人』『嫌になったら直ぐ辞める人』と思われるに違いないと思っていた。
数ヶ月で転職を繰り返している人も沢山いると聞き、驚いた。
最後に気になっている所はあるか聞かれて、ある病院を言った。
情報もくれた。
そこは筆記試験と適性検査があると求人票に書いてあることが気になっていた。
できたら、どんな試験なのか知りたかった。
意外な答えが帰ってきた。
これまでの人は面接のみで採用になっていると……
これは、朗報でもあるが、逆にまた不採用になるんじゃないかと不安にもなった。
ここまで、話して
「当方を使っていただけるか、ご自分で活動されるかはポイさんの自由ですから…」
と言われた。
この対応もマニュアル通りなのかもしれないが、私は彼に好感を抱いていたし彼らに契約件数の歩合があることも知っている。
この鬱々としてパニック障害ぶり返しレベルまで落ちていた私を引き上げてくれた彼にお世話になることに決めた。
初のエージェント経由の就職、どうなるんだろうか?