富士フィルムが日立製作所の一部事業を買収と言ったニュースみた。
日経新聞にまたに目を通すと日本企業ももがきながら頑張っているんだと感心する反面、企業再編が加速しているように見えて、この先の日本企業が抱いてる危機感は半端ないんだろうと恐ろしくなる。
AI+医療器機で診断能があがるのはいいとして、こういった先端医療は費用もかかる。
数ヶ月前、患者家族が
「家はお金がないので、お金は払えないけど、できるだけここに置いて下さい。」
と、なんともはっきりと金銭的なことを言ったのを初めて聞いた。
医療の現場ではあまりお金のことをあからさまに言う人は私の経験上いない。
で、いざ月の支払いや退院時の支払いとなった時に揉めたりトンズラこいて回収できなかったりという問題となるらしい。
この辺のことは事務方の頭を悩ますところらしい。
私が今、勤めているところは
整形だけ手術可能で急性期病棟をもち、他の階は回復期リハビリ。
患者さんは90%が80歳以上。
で、この患者家族達のゴール設定が医療者とはかけはなれて高い。
私も看護師で慢性期や看取りをする療養病院に勤めたことがなかったら、その家族と同等な知識しかなかったであろう。
50歳で開業医に長らく勤めている友人ナースは、世の中が自然死推奨に舵をきりつつあることに猛反発していた。
格差社会というけれど、
医療、介護、看取りにも
今後は格差が広がるような気がする。
自分や家族が何をどう選んで行くかが
問題となってくるのかもしれない。