◆1回阪神8日
阪神10R 3歳オープン 芝2000m 若葉S(OP)
◎(08)ユニバーサルバンク
○(02)ミレニアルドリーム
▲(04)ダノンシャーク
△(07)ヴェルデグリーン
△(13)カフナ
△(06)リキサンマックス
【見解】
日程変更によりフルゲートとなった今年の若葉S。
距離延長がカギになりそうな人気馬が多い。
【各馬短評】
ユニバーサルバンク
(牡、父ネオユニヴァース、母ヴィクトリーバンク、栗東・松田博資
)
前走の共同通信杯(G3)は展開に恵まれた印象が否めないものの、
不利のあったラジオNIKKEI杯(G3)を除けば
好メンバー相手に常に差のない競馬をしてきた実力馬。
好位のインで折り合って脚を溜められる
抜群のレースセンスの良さは大きな武器。
この中間も素軽さを感じさせる時計を連発しており、
今回のメンバー相手なら最上位の評価。
ミレニアルドリーム
(牡、父ゼンノロブロイ、母ウェルカムミレニアム、美浦・鹿戸雄一
)
ナカヤマナイト・ディープサウンドなど
好メンバー揃いだった前々走の百合草特別では、
出遅れた上に掛かるチグハグな競馬でも4着を確保しており、
僅かキャリア二戦目だったということを考慮すれば
素質の高さを感じさせる内容だったと言える。
前走のセントポーリア賞は勝ち馬の外を回らされて
うまく脚を溜めることができずに失速したが、
休み明けを一叩きされた効果と
内枠替りでうまく脚を溜めることができれば、
人気を覆す激走があっても不思議ではない。
ダノンシャーク
(牡、父ディープインパクト、母カーラパワー、栗東・大久保龍志
)
前走のつばき賞で重賞並みの好メンバー相手に完勝。
素質馬がいよいよ軌道に乗ってきた印象で、
この中間はさらに素軽さが増しているだけに楽しみ。
ただ、レースを重ねるごとに
テンションが上がってきているのは気になるところだし、
気性的に距離が延びて良いタイプとは思えないのも確か。
人気とリスクのバランスを考えて
少し評価を下げてみるのが面白い。
ヴェルデグリーン
(牡、父ジャングルポケット、母レディーダービー、美浦・相沢郁
)
ここ二戦とも手応えほど伸び切れない現状で、
このメンバー相手だとパンチ不足の印象は否めないものの、
前走のセントポーリア賞では
直線大外に出して一瞬突き抜けるかと思わせたのも事実。
前々走の若竹賞にように好位のインで流れに乗る競馬ができれば、
見せ場を作る可能性は十分。
カフナ
(牡、父キングカメハメハ、母ピンクパピヨン、栗東・池江泰寿
)
前走のあすなろ賞での圧勝は
少頭数で相手関係に恵まれ一戦だけに
過大評価は禁物なのは確かだが、
前々走のホープフルS(OP)で
フェイトフルウォーやプレイと差のない4着を確保するなど、
一戦ごとに着実に力をつけてきている印象。
今週CW65.3-11.6をマークするなどこの中間も素軽さ十分だけに、
しっかりマークしておきたい。
リキサンマックス
(牡、父キングヘイロー、母ビッグテンビー、栗東・昆貢
)
前走のきさらぎ賞は、
他馬に競りかけられることもなく
マイペースで逃げられたことが大きかったにせよ、
ブリンカー装着で行きっぷりが良化。
今週ジョッキー騎乗の併せ馬ながら
CW66.9-11.6をマークするなどこの中間も素軽さ十分で、
好調をキープしている印象。
ただ、今回はフルゲートで前走ほど楽に逃げられるとも思えず、
血統背景から距離延長も微妙。
おさえまでの評価としたい。
【無印の人気馬】
コスモヘイガー
(牡、父グラスワンダー、母サミーカラー、栗東・中村均
)
前走の福寿草特別は早仕掛けながら
後の重賞勝ち馬・トーセンラーとの併せ馬に
競り勝つ中身の濃いレース内容。
ただ、スッと反応できないズブさが残っている現状で、
この中間の調教時計からは前走よりも重苦しさを感じる。
外枠替りでここ二戦のように内で脚を溜める競馬が難しそうだけに、
今回はあえて軽視してみるのが面白い。