◆2回京都4日
京都11R 3歳オープン 芝1800m きさらぎ賞(G3)
◎(10)オルフェーヴル
○(06)トーセンラー
▲(03)コティリオン
△(04)ギリギリヒーロー
△(09)ウインバリアシオン
△(12)メイショウナルト
【見解】
決め手上位の◎に期待。
【各馬短評】
オルフェーヴル
(牡、父ステイゴールド、母オリエンタルアート、栗東・池江泰寿
)
好メンバー揃いの前走のシンザン記念(G3)では、
距離延長・右回りコース替りと条件が好転したこともあり、
芙蓉S(OP)で見せた強烈な末脚を再現。
休養を挟んで精神面・肉体面ともに成長が窺えたのは収穫だった。
この中間も二週連続栗坂ラスト1F12.3を余力残しでマークするなど
素軽さを感じさせる時計を連発しており、引き続き好状態をキープ。
このメンバー相手でも決め手勝負なら最上位。
トーセンラー
(牡、父ディープインパクト、母プリンセスオリビア、栗東・藤原英昭
)
前走の福寿草特別は外々回って早目に動いて伸びを欠いたが、
デビュー以来大崩れしていない堅実派。
今まで調教あまり動かないタイプだったが、
一週前にジョッキー騎乗の併せ馬ながら
CW67.0-11.5の鋭い末脚を披露するなど、
ここに来て素軽さが増してきた点は好感が持てる。
デムーロ騎手への乗り替りでの新味に期待したい。
コティリオン
(牡、父ディープインパクト、母ジェミードレス、栗東・橋口弘次郎
)
前走の自己条件では外々回って早目に動いたため伸びを欠いたが、
モタれる面を見せながら一気の距離延長・相手強化を克服して
3着を確保した、前々走のラジオNIKKEI杯2歳S(G3)が好内容。
この中間の調教でも相変わらずモタれる面を見せるなど、
以前として若さが残る現状ではあるが、
内枠を生かしてうまく脚を溜める競馬ができれば、
一発があっても不思議ではない。
ギリギリヒーロー
(牡、父ジャングルポケット、母エイプリルヒロイン、栗東・荒川義之
)
安定しないスタートと気性の若さがネックではあるが、
前走の自己条件で見せた決め手は
このメンバー相手でも十分通用するもの。
今の外差し馬場は歓迎のタイプだけに、
今回もしっかり脚を溜める競馬ができれば
一発があっても不思議ではない。
ウインバリアシオン
(牡、父ハーツクライ、母スーパーバレリーナ、栗東・松永昌博
)
前走は大外枠スタートでうまく脚を溜められなかったものの、
それでも勝ち馬から0.1秒差に踏み留まったあたり、
改めて素質上位を示した形。
ただ、行きたがる面を見せ始めたのは気になるところ。
再度外枠でうまく脚を溜められるかがカギ。
メイショウナルト
(牡、父ハーツクライ、母スターペスミツコ、栗東・武田博
)
今回のメンバー相手だと決め手で見劣る印象は否めないものの、
血統・フットワークから距離延長は歓迎。
休み明け・相手強化と条件は楽でないし、
大外枠でうまく脚を溜められるかもカギだが、
前残りに注意したい。