今日はダル様のことを話させて下さい | 池田独の独り語り

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今日は一日お休み、だったので、ダルビッシュ有選手の移籍会見、見て参りました。

正直あまり野球に興味のなかった、というかゆっくりTV観戦する時間がなかった私でしたが、駒大苫小牧高校の夏の甲子園以来、すっかり野球観戦が好きになりました。

そしてスピードガンの測定方法などが統一された頃、東北高校にすごい投手がいる、というニュースを見て衝撃を受けたのです。

ひょろっと細い少年が140キロ代の球を放るのだと。

愛想がないのは恥ずかしがりの裏返し、みたいなその少年が甲子園を沸かせ、しかもドラフトで注目の選手に。

そしてまさかまさかの我が地元、日本ハムに入団が決まったと。いや、正直本当に嬉しかった。

早く一軍で投げないかな、と大いに期待したのですが、あっというまに一軍に定着、人見知りでぶっきらぼう、のやや誤解を招きやすそうな彼が、あっという間にエースに成長してしまったのです。

彼の気迫のピッチングにどれほどスカっとしたことか。どれほど歓喜の声をあげたことか。
今思い出しても、彼の活躍は私達を元気づけるものでした。

きょうの会見はみなさんもニュースなどで見たことと思いますが、あの愛想がない、と言われたのが嘘のように、しっかりと受け答えして、笑いまでとって、決意と感謝を自分の言葉で話してくれました。

印象的だったプレーや試合はありますか?の問いに、`06年のプレーオフのサヨナラ勝ちだった、と言っていたのが印象的でした。私もあの試合、泣き崩れる斎藤投手(ソフバ)がなんとも敵ながら切なかったのです。

あの時斉藤さんがフォアボールを出したのは、この札幌のファンの歓声に飲まれたからだ、とダル様は感じたそうです。そして、ファンの応援はこんなにも力があるのだ、と知ったのだそうです。

正直、寂しいです。でも羽の生えそろった雛は、翔んでいくものです。誰にもとめられないですものね。わが子を送り出す気持ちにも似ているのかもしれないけど、今日、彼の言葉でその決意が聞けてよかった。

遠くはなれてしまうけど、大好きな選手であることに変わりはありません。

世界のダルビッシュになってほしい。

そして、北海道は貴方のもう一つの故郷だと思っていて欲しい。

何処にいても、どうなっても、貴方の原点のひとつがここにある。

頑張って、としか言えないけど、言わなくても彼なら大丈夫。

沢山の勇気と、元気をありがとう。今度は世界にそれを見せてやってください!