せっかく書いたブログをミスって消してしまった・・・あああー自分のバカさ加減が嫌になります。でも、でもやっぱり書いておきたい。
BEAST OF EAST 東方眩暈録 山田章博 （幻冬舎コミックス）
すでに１４年も続いている（！）漫画ですが、色あせること無く、先が本当に楽しみな作品です。
漫画、と呼ぶのがどうも抵抗があるほど、美しい、山田先生の世界。
絵巻のような、訪問着の絵羽柄というか、中学生の時に一目惚れしてから本当に大好き。
特にこの「BEAST OF EAST」はストーリーも壮大で、だからそう簡単に完結するのは無理かも、と納得してしまっている部分もあるのです。
幼なじみの鬼王丸と藻（みくず）は手を握ったことすらないが、お互いを思う心は確かだった。しかし、藻が九尾の狐に魅入られて憑依されてしまい、その仲を裂かれてしまう。
玉藻前として帝のもとへと上がった、九尾に乗っ取られた藻を救うべく、鬼王丸は表向きは傀儡小屋の主人、裏では夜盗の頭としてその機会を伺う。九尾の思うがまま、都は血なまぐささを増していき、玉藻前を助けた平将門はついに都へ牙を剥く・・・
安倍晴明、平将門、藤原純友などなども絡みあう、壮大なストーリーなのですが、ベースになっているのは九尾の狐の伝説なので、結末は知れる所。でもでも、どう展開していくのかは見当が尽きません。
山田先生自体は、小野不由美さん、森博嗣さん、宮部みゆきさんなどの装画もやっていたり、アニメキャラやゲームキャラのデザインもしている方なので、知っている方も多いのではないかと思うのですが、漫画となると見たことない方も多いのでは？今回四巻が出たのですが、いやもー四年ぶりに出たんですよこれが。
次はあと何年かかるのだろう・・・私の生きているうちに完結させてください、お願いします。
個人的には着物が好きなので、いつも鬼王丸の着物に見入ってしまいます。そういうところにこだわり持って描いておられるのが伺えるので、あまり知識のない私のような人むけに解説していただきたいわーと思ったりもしています。
好き嫌いは分かれるかと思いますが、ハマってしまえばどっぷりまちがいなし。
よければお試しください。