エクササイズはしたいが、運動はめんどくさいという賞賛に値するほどの無精者に朗報だ。レスター・クランジーというカリフォルニアの発明家が素晴らしいものを発明してくれた。コードレス跳び縄だ。(写真は実際の発明品で遊ぶ子供たち)
そんなバカな、という顔をしたアナタ、その通りだ。跳び縄から縄を取り去ったものが今回の発明品だ。「本体」はふたつの握りの部分のみ。それを握って、縄があるフリをして跳べばいいわけだ。もしそれもめんどくさければ縄があるフリをして跳ぶフリをしてもいい。
米国特許庁はこの度、このアイディアに対して特許を認めるという。
実は、二つの握りの部分の内部には、可動式の重りが納められている。それが動くことによって、あたかもそこに縄がくるくると回っているように感じられるのだという。
ただし、今のところこのシステムを配備したのは片方の握りだけで、クランジー氏は両方を完成させるための融資を募っているところだという。
しかし、なぜこんなアイディアを思いついたのか? クランジー氏はこう語る。
「まず、不器用な人に最適です。そもそも『縄跳び』による運動効果はジャンプしている時点で完璧に得られます。縄がない分、つまずくことがないので効率的に運動を続けられるというわけです。さらに、精神病棟や牢獄など、『縄』を与えると自殺の懸念がある場所でもこれは使えます。さらに、天井が低い場所でもそれを気にする必要はなくなるわけです」
カリフォルニア州立大学でキネシオロジー(運動学)を教えているマイク・アーンスト氏はこう語る。
「私はバカバカしい発明だと思います。しかし、もしもこの発明品によって実際に子供たちが縄跳びをするようになったら私は全面的に支持するでしょう。ひとつだけはっきりしていることは、運動効果を与えるのは『縄跳び』で、『跳び縄』ではないということです」
アーンスト氏は、考えれば考えるほど、この発明が筋が通っていると思うようになったという。
「『跳ぶ』という動作の為に縄は絶対に必要かと言われれば、そうでもないでしょう。ただし、私はこんな物は買いませんよ。なんでって、私は間抜けではありませんからね。そもそも握りの部分にそんなハイテクな仕様をつけることはない。なんだっていいんです。トイレットペーパーのホルダー2つでも構わない」
そこまで話したところで、アーンスト氏は、もしかしてこれにも特許を取れないだろうかと真剣に考えているようだった。
参考: www.patentlysilly.com(英語) コードレス跳び縄が紹介されています。
ネタ元: USATODAY: Cordless jump-rope helpful for clumsy, others
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なんか真面目なのか不真面目なのか分からないユルさがいいですね(・∀・)w
俺も「時間になってもベルが鳴らない目覚まし」とか特許申請してみようかなぁ。