オーメン
英国人のある女性が、出産予定日が06年6月6日だと医師から聞かされたために「悪魔の子を産んでしまうかもしれない」と怯えているという。

彼女の名はメリッサ・パーカーさんで、医師から出産日を聞かされた日以来、毎晩悪夢を見てうなされているという。なぜなら666というのは「オーメン」でもおなじみ、獣の数字だからだ。

彼女は分娩誘発(人工的に早めに分娩させること)を望んでいる。

「最初に医者から出産日を教えられたとき、こう思いました。『ああ神様、私は悪魔の子ダミアンに生を与えようとしています』とね。毎朝起きるたびに、何か悪いことが起こるんじゃないかという気になるの。出産がうまくいかないとか、我が子に悪魔が宿ってしまうんじゃないかとか。もしかしたら私の可愛いベイビーが悪魔そのものになってしまうかも」

尚、6月6日はちょうどリメイク版「オーメン」の公開日でもある。それに関してメリッサさんは
「オリジナルは好きな映画だし、リメイクの予告も見たわ。でもそのせいで今はいっそう悪い気分よ」
と答えた。

これに対し、メリッサさんの分娩が執り行われる予定であるローヤル・バークシャー病院は、分娩日が人工的に変更されることはないだろうとしている。

「そもそも『予定日』は100%ではありません。それでも日にちを変えたいと言うなら、方法はないこともありません。しかし分娩誘発や帝王切開を使わないで、となるとかなり難しい。出産は自然の摂理に任せるのが一番よいのです。赤ん坊は、生まれる準備の整ったときに生まれる。それがどんな日であろうと、です」

《獣の数字:666 に関して》

新約聖書のヨハネの黙示録に以下の記述がある。

「ここに知恵が必要である。思慮のある者は、獣の数字を解くがよい。その数字とは、人間をさすものである。そして、その数字は666である」(13章18節)

ここから、666は悪魔の数字であり、666が揃う日にキリストを打ち倒す悪魔がこの世に降臨すると言われ、多くの神学者や悪魔崇拝を行うヘビメタ・バンドなどに親しまれてきたシンボルである。

最新の研究では、新説として「獣の数字は666ではなく、616である」と唱える学者もいる。

元ネタ: Ananova: Pregnant woman due of 6.6.6.

参照:
獣の数字 - wikipedia
X51.ORG : "666"は獣の数字に非ず

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世界レベルで見ればかなりの数いるんじゃないでしょうか、オーメンベイビー。
ダミアンって名付けたら神なのに(笑)

ちなみにトリビアですが、オリジナル「オーメン」のラストシーンのダミアンの
ニヤニヤ笑いに背筋が凍った人も多いと思いますが、
あのシーン、監督はダミアン少年に「絶対に笑うな」という指示を出したのにも関わらず、
ダミアン少年はどうしても笑ってしまうのを抑えられなかったとか。
それで結局シリアスな表情が撮れないまま撮影を終えたものの、
後で監督がそのシーンを見直してみると、これがなんとも不気味で良い!
ということで採用になったとか。
まさにダミアンを演じるために生まれたような役者?