いちご
ポルトガル中の小学校で、児童たちの間に謎のウイルスが蔓延する騒ぎとなっている。研究者たちはこれを砂糖いちごウイルス(Strawberries with Sugar Virus)」と名付けて調査に当たっている。名前の由来は、今国内の子どもたちを熱狂させている同名のソープドラマだ。

調査によると、ポルトガルの別々の場所の14の小学校で、計300人以上の児童らが発疹、呼吸困難、めまいなどの症状を訴えており、いくつかの学校は閉鎖を余儀なくされたほどだという。

事の発端は、今子どもたちに人気を博しているTVドラマ「Strawberries with Sugar」の一エピソードとして放送された回。命に関わる謎の病原菌ウイルスが学校内に広まり、大パニックを起こすという内容のもの。これを見た児童らの多くが、数日後にドラマ内の病気とそっくりの症状を訴えだしたというのだ。

医療関係者の見解によれば、子どもたちはドラマを見た後、自分自身のちょっとした発疹や喉の違和感をドラマ内の病気になぞらえてしまい、深刻視してしまったものによるということだ。

ただ、この「伝染」が始まったのはちょうど期末試験が始まる時期と重なっている、という事実も一方で指摘されている。

「私たちに分かっていることは、患者は少数の『本物のアレルギー患者』と、その他多数の『擬似アレルギー患者』の2つに分けられるということです」 ある医師はこう語る。

「そもそも、小学生だけを狙うウイルスなんて今まで聞いたことありません」

ネタ元: Reuters: Teens suffer soap opera virus
----------
「病は気から」をまんま絵づらにしたような事件です。
純粋無垢であるがゆえなのか、期末テストを休みたい一心で念じた結果なのか…

日本では「ポケモンショック」なんて事件もありましたが、ポルトガルでは
「いちごしょっく☆」なんて呼ばれて後世に名を残すのでしょうか。
いや、は必要ないんだけれども。