どちらも夏川草介さんの小説を再読です。
なんか、夏川さんの作品を読むと希望や温かさが湧いてくるんですよね。
そして、少し不安にもなります。
いつか、人間として大事なことを気づかぬうちにすっかり忘れてしまうんじゃないかって。
現に、日々の暮らしの中で、他者への思いやりを忘れてしまっている自分によく気づきます。
もちろん人間ですから、常に完璧なふるまいをし続けることはできないでしょうが、
でも、できるかぎり気をつけなきゃいけないと思い出させてくれる2作品でした。
自分にとって、原点に立ち返らせてくれる名著です。