かねてから準備中だった作品を、今月末に上演します。
山本周五郎原作の江戸人情話「つゆのひぬま」を脚色演出して朗読劇の体裁を作りました。
全国的な猛暑で、熱中症の心配やらお客様を動員することでのコロナリスクを出来る限りの備えをして、
上演することに決定しました。
色々と不安な声や準備に対する物足りなさで、有観客での上演を断念することも考えましたが、
前に進みます。
当然ながら、消毒・マスク・換気・脱密など、徹底します。
客席も人数制限し、ゆえに全席予約制です。
一回ごとの上演と、その日一日を大切にして、作品に取り組みます。
終えた後にどんな結果が待っているか?
こんな不安を抱えて上演することに意味はあるのか?
ふとすると揺れる心を作品に向けた愛で乗り切ります。
一説に演劇の起源は祭祀・呪術であるというならば、
真剣に作品に取り組んで、コロナを払って見せましょう。
作品のことだけ考えて週末を迎えます。
上演後記は、終えてから・・・。