あいにくの雨模様です。

桜の加減はいかがなものでしょうか?

で、こちらは、真冬のペテルブルグのお話。

ニコライ・ゴーゴリ作の「外 套」の話です。

1842年の作品。ロシアの下級官吏の切なくも人間味のある滑稽な話。

アカーキイ・アカ-キエヴィッチは、誰からも相手にされない、文書係の官吏。

無趣味で、人付き合いもなく、ただ文書の清書を黙々と続けるばかりの男。

もちろん洋服などもこだわらない。長く着古した外套が、いよいよダメになる。

新調するしかなさそうだ・・・。だが、金がない・・。しかし、このまま着続けるわけにもいかない・・・。

毎日の生活を切り詰めて、80ルーブルの金を用意し、ようやく外套を新調することが出来た。

至福の絶頂・・・!日ごろ見向きもしない同僚までが、彼の外套を褒めそやす。悪い気はしない・・・。

いやいや、幸福の絶頂とは、このことだろうか・・・?

ところが・・・・!!

 

垢抜けなく、要領も悪く、心まで弱いアカーキイ・アカ-キエヴィッチ。

でも、いいヤツなんだ・・・。なんて感じで演じています。

お寄り下されば・・・。

4月10日、15時~、19時~

   20日、15時~、19時~ です。

今から行ってきます。