TECH21 PSA2.0を購入したので語る。
この機材が気になっている人の多くがこう思っているであろう。今現在2021年7月ではネットでレビュー等を調べても外国人の動画は多いが日本人のものがぜんぜんない。(一つだけ演奏動画はあったのだが、解説はなかった。)
ショップで購入したレビューの感想すらほぼない。さらには音楽機材を紹介するサイトでこのPSA2.0をとりあげているところはあるのだが、ただ単に出るってこととメーカーサイトの言っていることを述べている程度のものしかない。実際に使ってのレビューが専門サイトですらみつからん。なんじゃこりゃと。英語がわかる人はいいのだが、わからん人にはきびしい。なのでとりあえず俺がレビューを書く。実際の音に関しては外国の方による演奏動画があるのでそれを参考にしてもらいたい。まぁ、ただ、どんな機材でもそうなのだが、ああいった動画で単純にその機材の音を聞いてもわかんないのよね。2つの機材を比較とかいう企画のやつはわかるんだけどね。
俺はSansAmpの使い手
他にもBOOST DLAYとCHORUSを所有している。
上のSansAmpの中で一番気に入っているのは意外にも初期に登場したCalihornia。
これがとても重要。10年以上使っている。主に宅録でボーカロイドの曲が多いのだが、40から50曲くらい作っている。
よく使っていたのはGT2です。故障したので手放したのだが、ベースでも使っていた。
今回の機材であるPSA2.0を比較するにあたり同社のSansAmpと比較した。本当はもっと新しい機材であるFLY RIGのほうがいいのだが、残念ながら所有していない。宅録で使う場合リバーブやディレイはいらないので購入にいたらなかった。音自体が向上しているだろうと予想していたのでほしいとは思っていたのですけどね。
すべてにおいてレベルが違う。
結論を言うと音の良さが格段に上がっている。さらにすごいのはノイズがかなり少ない。言い方を変えると小さい。これには驚いた。
もう少しくわしく書いていこう。本当は比較したものを動画にして投稿するのがいいのだが、時間に余裕がないので語りだけですまさせていただく。比較するときにラインでヘッドフォンで音を試したのと、他にBOSSのKATANAというアンプともう一つ、Laneyのギターアンプで試しました。
上の写真にある機材と比較するとまず、音がクリアーに聞こえる。画像に例えると解像度が上がったとか、Mbpsの数字が高いとかHDになったとかそんな感じ。
音の密度が高くなった感じがする。音の成分の中身がより詰まった感じですね。これはカステラに例えられます。箱に入っている金粉やざらめがあるような高いカステラは水分が多くしっとりしている。コンビニにあるような安いのはパサパサしてますね。こんな感じ。
中身の音の成分が充実したので音を出したときのブワっと飛んでくる感じが格段に違う。
上の写真にある古いSansAmpも味のある音でこれはこれで逆にPSA2.0ではでない音なのでよい部分もあるのだが、普通に現代音楽としてのギターの音を録音するとなるとPSA2.0ですね。上に書いたとおりクリアーに聞こえて音の密度が高い。まだ買ったばかりなので曲は作っていないのですが、おそらくミックスダウンでかなりラクになると思います。それとノイズが少ない。これはどれくらい少ないかというとノイズだけ音量比較すると半分どころではない。かなり小さくなってます。SansAmpはもともとノイズが結構でるので録音するにはやっかいだったのですが、これはうれしいですね。
OD-200とも比較
BOSSのOD-200とも比較してみました。これは演奏目的で使っている機材です。演奏内容がギターインストなのでフットスイッチでプログラム変更できないとキツイので使ってました。
これと比較した感想はやはりPSA2.0のほうが純粋に音がいい。一応このOD-200は歪の音としてはBOSSのGT-1000に並ぶ音らしい。それよりもよくなっているというレビューもあった。GT-1000を使ったことがないので実際はどうなのかわからないですけどね。
ただ、やはりPSA2.0と比較して思ったのはBOSSの歪はまだまだ弱いなーと。昔GT100を所有していたのだが、結局歪の音が気に入らなかったので売った。OD-200の音を聞いたときはお〰よくなったなと思ったのですが、やはりすぐ上があるもんだなと。
OD-200を比較して感じたのはノイズ。とにかくノイズが多い。OD-200にはかなり高性能はノイズリダクションがあります。これ自体は結構すばらしいです。これのおかげで気にならなくはなるのですが、演奏しているときは結局発生しているので録音をするとなった場合、よくないなーと思います。同じことを何度も書くようですが、PSA2.0のノイズの少なさには驚きました。アンプで音をだすときもだいたいザーっとなるものでそれをノイズサプレッサーとかでどうにかするわけですが、なくてもなんとかなるレベルってのは感動的ですね。ハードに歪ませる場合はやはりあったほうがいいけど。(補足しておきますが、ツマミを最大に上げたときはさすがにジ〰っていうノイズはでます。ツマミでいうとDRIVE、HIGH、CRUNCHってのがそれぞれ最大付近に上げると出ます。これらが独特なツマミの上がりかたをしていて、最大が5時の位置なのですが、4時あたりのいちから急にノイズが乗っかるようになります。ただそこまで上げる必要性はあまりない。ノイズが極端に乗っからない位置で止めても音の変化に差はあまりなく、ただノイズが極端に増えるような感じです。仮にそのノイズが乗っかったとしても結局のところ弾いてしまえば目立たなくなるレベルで演奏に支障がでるほどのノイズでもないです。)
価格は高いが価値あり
歪しかないのに五万円くらいなので価格は高い。しかしライン録音するとなると音的に理想的な機材といえる。アンプで音を出すにしても素晴らしい音だった。
ちなみに操作の仕方が気になる人も多いだろう。正直な話しツマミを見てもわからないと思う。サイトにあるマニュアルを見てもわからないと思う。説明すると長いのでしません。これに関しては動画にして音まで入れないとダメだと思う。外国の方の動画はあるのでなんとなくわかるんじゃないかなと。
ツマミ操作に関してはかなり独特だけど作れる音の幅は広い。