こんばんは




ダンナはきっと私が嫌いなんだろう


昭和の男というだけでは

あの態度は許せない

同じような年の人だって

もっといいひとは沢山いる


ありがとうもごめんなさいもなく

おはようもおやすみもなく

いただきますもごちそうさまもない

嘘をつくし言い訳をする


定年してこずかい稼ぎのバイトして

家計費を稼ぐわけではないのに

相変わらず家のことは何もしない

唯一、自分の洗濯物だけは片付けさせているが


何も用の無い日は一日中こたつにいて

YouTubeを観ていて

歩くのは

トイレとごはんとおやつの時だけ


ダンナが好きで飼った犬の世話も

ごはんも散歩もしない


車で出かければ車内で少しは話すが

電車に乗ると席が空いたら

当然のように座り本を読んで

私なぞ存在してないように振る舞う


美味しいものを食べるでもなく

綺麗な景色を見るでもなく

洒落たカフェでお茶することもなく


とにかく会話をしない

私が話しかけても頷くだけ


まっすぐ目的地に行って

まっすぐ家に帰る

私を気にするでもなく、早足で

さっさと一人で歩いていってしまう


そんなダンナが旅行に行きたいとか

何かのイベントに行きたいとか言うけど

一緒に行ったってどうせ単独行動なんだから

一人で行ってほしい

私も一人のほうが楽だ


一緒に子育てしてきたら

一緒に仲良く年をとって

穏やかに会話をして過ごす

そんな生活がしたかった


一緒にいたいと思って結婚したのに

子育てだってなんだって

私はいつでも一人だった


今日一日ずっとそんなことを考えていて

用事以外、何もしゃべらないで

ずっと無視していた


私の人生はなんだったんだろう

つまらない人生だったな

でもまぁ、まだ体の動くうちに

一人で遊ぶ計画をたてていこうかな


でも居ないと何となくつまらないのは

何故なんだろう