最近関心のある事④「未生怨」 | 「やさしい武術指導Glasswolf」講師、京呉のdarkside blog

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ビンバシャラとイダイケは中々子供が出来なかった。

だが、ある日
「あと三年で死ぬ老人」が存在するという話と、
「その老人が死ねばイダイケのお腹に子供が宿る」と言うことを知る。

それを知ったビンバシャラとイダイケは
三年後を心待ちにしたが待ちきれず、
老人に「早く死ね」と急かすばかりかついには臣下に命じて老人を殺す。


老人は言う。
「ワシは死んだらあんた(イダイケ)の腹に転生するが、生まれたら絶対にあんたらを殺すだろう」


二人の間に「アジャセ」が産まれたが
成長したアジャセは父ビンバシャラを殺した。


という、かなり私なりにざっくり略しましたが、お経の中の、「アジャセ王物語」です。

未生怨(みしょうおん)は、産まれる前から父母を恨むようプログラムされていたという式ですね。
怖いですね。


ですがこの未生怨、親子関係だけじゃなく、人間関係そのものに存在する考えかもしれませんね。



ここからは私の意見ですが
人は生まれる前から人を憎むようプログラムされているのかもしれません。
ですがそのプログラムとどう折衝していくのか。
そこは神すらも干渉出来ない、個人の魂だと思うのです。