こんにちは。


中度知的障害者の妹のことが大嫌いなきょうだい児毒姉です。


今日は妹とお出かけしていた頃の話を書こうと思う。


今は結婚したこともあり、妹と2人で、出かけることは全くない。


ま、結婚してなくても、今は妹と2人で出かけるなんて、ぜっっっっったいにありえないけどね。


たぶん、私が高校生か大学生の頃だったのかな。


2人で夜行バスでディズニーランドに行ったことがある。


妹と出かける時に、私は必ず、



普通にしてて。



とお願いしていた。


普通じゃない人にね。普通って何?普通の定義は?あなたは普通なんですか?とか言わないでね。私にとっての普通だから。


妹は知的障害者なので、目つきが障害者の目つきをしている。


だから、話せばすぐ分かる。でも、その頃はそんなに肥えてもなかったし、街ですれ違うぐらいでは分からないとも思う。



今は知的障害者によくある太り方をしている。知的障害と肥満の因果関係は専門家でないから分からないが、私の知りうる知的障害者はわりと肥えている率が高い。しかも、太り方と言うか、肉のつき方まで同じ。


話が逸れた。


ディズニーランドでは、列に並んで待つだけだし、周りは誰も自分たちのことなんて見ていない。



ミッキーばっかり見てるので、一緒に出かけてもそれほどジロジロ見られず気が楽。


ただ、レストランでご飯を食べるとなると、挙動不審具合がバレる。


だから、冒頭のように、


普通にしてて。


と着席と同時に言って聞かせた。



でもね、やっぱりおかしいんだよねー。


私の話に対する相づちの打ち方、メニューの注文の仕方、食事中の声の大きさ。


あー、やっぱり知的障害者を連れて出かけるのって目立つんだな。


と再確認した。


2回くらい行ったのかなー。あんまり覚えてないけど。


私は、普通の姉妹のような旅行をしてみたかったんだと思う。


普通に会話して、美味しいもの食べてさ。


いちいち周りに注目されないで、楽しく過ごしたかったんだ。


妹と出かけるのは、やっぱり視線が集まって疲れる。


仲良し姉妹、なんてのは幻想でしかない。